【今回の記事のポイント】
✔︎ビールストーンの魅力がわかる
✔︎ビールストーンの実際の施工事例がわかる
《目次》
・キッチン周りの建材について
・ビールストーンの魅力とは
・ビールストーンを用いた施工例
・ビールストーンを建材の選択肢に入れよう
キッチン周りの建材について
キッチン周りは実用性とデザイン性の両面から様々な選択肢が考えられるため、建材選びに迷ってしまいがちです。また単価なども気になるところです。まずはビールストーンの概要やキッチン向けの建材について紹介していきます。
ビールストーンとはどんな建材?
ビールストーンはベルギーにある「BEAL International」という会社が開発したオリジナルの建材であり、左官材に分類されます。左官材とは、職人がコテを使って塗るタイプの建材のことです。日本でも古くから親しまれてきました。
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キッチン向けの一般的な建材とは
一般的にキッチン向けの建材としては「木材」「石材」「ステンレス」あたりが広く知られていると言えるでしょう。木製キッチンは木材ならではの色調や温もりを活かしたデザインで、唯一無二の空間演出力が大きな魅力です。一方、デリケートな塗装の場合はメンテナンスに配慮が必要になったり、天然材質故に耐久性がそこまで高くはなかったりといった点には留意するべきでしょう。
キッチンに使用されることの多い左官材の種類
キッチン周りや天板には左官材が使用されることも多々あります。ただし、一口に左官材と言ってもその種類は様々であり、すべての左官材がキッチンの建材として使用されている訳ではありません。例えば、左官材として有名な「漆喰」「珪藻土」は吸水・吸湿性に優れているため、水廻りの建材としては不向きです。
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ビールストーンの魅力とは
豊富なデザインバリエーション
ビールストーンの主原料は白い色のセメントなので、顔料との組み合わせ次第で様々なカラーバリエーションづくりが可能です。公式カタログのカラーチャートではモノトーンを中心にグリーンやイエローも紹介されていますが、こだわりのオリジナルのカラーを作り出すことも可能です。
また、左官材という性質上「必要な時に必要な分だけ」という使い方が容易です。余分な資材を廃棄物として排出してしまうこともないので、エコでサステナビリティに長けた左官材料であると言えるでしょう。
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ビールストーンを用いた施工例
ビールストーンを使用したデザインは、実際の施工例を見てみるとイメージしやすくなります。ここでは、左官材の輸入販売を手がけるサカンアートの施工例をいくつか見てみましょう。
暖色系の落ち着いた室内にあるL字型のテーブルに、天板としてビールストーンが使用されている施工例です。グレーを下地にすることでシックな雰囲気を演出しつつも、室内の暖かみを損なわない絶妙なバランスに仕上がっています。あえて骨材を少なめにすることでスッキリとした印象にしているのもポイントです。角を二段階に分けて折り曲げているデザインも、加工しやすい素材の特徴と言えるでしょう。
カフェに設置されているテーブル席の天板として用いられています。大き目の骨材を練り込むことでポップな印象に仕上げ、シンプルな店内に程よいアクセントが付け加えられているのが分かるでしょう。骨材に複数の色味を持たせて作ることで、飽きの来ないデザインになっており、店舗に来るお客様を楽しませてくれます。
レストランのカウンター席に使用されています。光沢のあるガラスが骨材として練り込まれていて、素材の良さを引き立てます。洗練されたルックスによって高級感溢れる空間を演出して、料理と共に至福の時間を彩る一員になっていると言えるでしょう。飲食店にピッタリです!
ベルギーにあるBEAL Internationalのショールームでは、内装の床材として使用しています。打ち放しのようなこの床では、黒を基調に黄色の細かい骨材が散りばめられており、落ち着きある重厚感が特徴的です。比較的メンテナンスや掃除が容易なので、汚れやすい床材に使用しても店内を清潔に管理しやすいというメリットがあります。
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