キッチンリフォームをするなら左官材料にこだわろう!

キッチンリフォームは左官材料にこだわろう

キッチンは家の中で、使用頻度が高い設備であり経年劣化が進みやすい場所です。キッチンの状態によっては工事やリフォームを検討しなければならないケースもあるでしょう。そんなキッチンリフォームを綺麗に仕上げたいならば、優れた左官材料を選ぶことをおすすめいたします。
キッチンリフォームをする際は、毎日の家事を行うにあたり、使い勝手はもちろんですが、使用素材のチェックもとても大切なことです。

今回の記事では、キッチンリフォームに使える左官材料の選び方や実際の工事事例を紹介いたします。

キッチンリフォーム

【今回の記事のポイント】
✓キッチンをリフォームする際のポイントがわかる。
✓費用相場やキッチンに適したモールテックスのことがよくわかる。

更新日:2023/8/28
初稿:2022/7/22

《目次》

キッチンリフォーム材料選びのポイント

キッチンリフォームにおいて、左官材料は壁やカウンターなどを塗り固めるために使われる材料です。使用するときには、糊のように粘り気のある状態ですが、時間が経過すれば固まって施工した箇所を保護してくれます。

キッチンリフォームに用いる左官材料を選ぶ際には、【火や水に強いこと】【熱に強いこと】【衝撃に強いこと】【接着力が強いこと】【デザイン性を出せること】重要なポイントになります。

キッチン

火に強い

【火に強い】というのはガスコンロやIHコンロを使って調理をする場所ですから、見逃すことができないポイントです。もし、耐火性・防火性のない左官材料を用いてしまえば、なにかの折に建物が火事になってしまう可能性が考えられます。客観的な評価で耐火性や防火性を確認したいのであれば、不燃認定を受けているのかどうかを調べてみましょう。

不燃認定というのは、国が定める不燃性能の技術的基準に適合した建築材料が認定を受けられるものです。加熱してから20分以上経過しても、燃えたり変形したりすることなく、有害な煙やガスも発生しないときに認定されます。住民家族のためにも、不燃性能がある左官材料を用いて安全確保しやすい環境を作りましょう。

ガスコンロ

熱に強いこと

続いて【熱に強いこと】というのは火に強いことに近いのですが、ここで求めるのは火事になりにくい性質というよりも熱せられてひび割れたり変形したりしない性質かどうかということを指しています。
調理を終えたら火にかけた後のフライパンや鍋が残りますが、それをキッチンカウンターの天板や壁の近くに置く人もいます。そのときに、熱によって天板や壁が歪んだり、ひびが入ったりしたならば、修繕をしなければなりません。

キッチンは調理をするため、そもそも温度も上がりやすい場所でもあります。そのため、常に熱に対応できるものを利用して、リフォームしたキッチンをそのままの状態で維持できるよう熱に強い左官材料を選びましょう

キッチンリフォーム 左官材料

水に強いこと

次は【水に強いこと】ですが、これはキッチンですから当然と言えるポイントです。浴室やお風呂なども同様で、水回りで使用する場合は耐水性が必須です。床や壁、カウンターやシンクなどのまわりは水に濡れることを、最初から考慮しておかなければいけません。耐水性・防水性が高い左官材料を選べば、水に濡れてもすぐに拭き取ることができます。すぐに拭き取ることができれば汚れはつきにくくなり、カビの発生なども抑えることができるでしょう

逆にキッチンに向いていないのは、漆喰や珪藻土などの天然素材の左官材料です。漆喰や珪藻土は高い吸水性を持っており拭き取る前に水が染み込んでしまいます。台所で使う水は、真水だけでなく食器を洗った際の洗剤や食べ物の汚れが混じった水もありますし、食材の茹で汁なんかもあります。汚れた水が染み込むと、乾燥後にシミになりやすく、見た目も悪くなりますし不衛生です。

水道

衝撃に強いこと

そして【衝撃に強いこと】は、キッチンでの動きを想定し考えれば、必要なことが理解できるはずです。例えば中身がたっぷりと入った土鍋や金属の寸胴をカウンターに置くとします。そのときのカウンターには相当な衝撃が加わるので、衝撃に強くなければひび割れ・欠け・凹みの原因となってしまうでしょう。
料理は毎日のことですから、1回や2回の衝撃に耐えられる程度の強さではなく、繰り返される衝撃に強い左官材料を選んで長く使える状態にすることが望ましいです。

鍋 キッチン

接着力が強いこと

【接着力が強いこと】は、左官材料を下地材に長く定着させるために必要なポイントです。例を言えば、キッチンの天板に左官材料を塗って仕上げる場合、下地処理を施した後に施工をしますが、天板にそのまま左官材料を塗って仕上げると固まった後に剥がれてしまう可能性があります。しかし、あらかじめ下地を塗っておくことで剥がれを防げます。
つまり、左官材料が下地と強く接着できるほど左官材料は壁から剥がれ落ちないということです。

キッチン モールテックス

デザイン性を出せる

【デザイン性】を出せるというのは、キッチンを使う人が見た目にもこだわる事が多いことから重要といえるポイントです。機能性は十分だけれど、デザイン性は物足りないということになれば、後々後悔することになるかもしれません。そのため、「北欧風のおしゃれなキッチンにしたい」などの要望に応えられるような仕上がりを得られる左官材料が最適です。キッチンやシステムキッチンのデザインをインテリアとしても楽しめる空間作りが出来るように是非左官材料にもこだわりを持っていただければと思います。
デザイン性を出すためには、柔軟性や粘りがあって施工がしやすいということに加えて、好みの色に調整できることや、経年劣化によって見た目が損なわれないということが求められますので左官材料選びの際には、その点をよく確認しておきましょう。

キッチン

新築の場合でも、リフォーム・リノベーションの場合でも、キッチンを選ぶ際にはショールームやカタログを見て選ぶことが多いかと思います。しかし、そこで確認できるのはシステムキッチンのみで、まわりの雰囲気や仕様などはお客様から提案することで理想のキッチンを実現しやすいでしょう。収納や台の高さや長さと言ったサイズ、栓のタイプなど今では豊富な商品が揃っています。説明が難しい場合には、SNSなどで検索したイメージ画像を保存し、施工業者へ共有することでお互いにズレのない施工ができます。

サカンアート.jpでも実例を含んだ、無料カタログがございます。価格や詳細なども掲載されておりますので、気になる方はこちらを参考にご覧いただければと思います。

キッチンリフォーム時の注意点

キッチンリフォームに適した左官材料を選んだら、いよいよ施工ですが後悔しないように押さえておきたい注意点があります。
まず、施工した部分からアクが染み出してくることに注意しましょう。アクは左官材料を塗った後、表面に染み出て汚いシミやムラをつくる原因となってしまいます。下地処理をするときにアク止めを塗っておけば美しい見た目を守れます。自分のイメージした憧れの空間にするためにもこちらは十分に注意していきましょう。

次に下地処理でアク止めを塗り、乾燥したことを確認したら、パテで壁材の継ぎ目やビス穴を埋めて平坦にします。凹みもシミやムラと同様に見た目を損なうものです。美しい仕上がりを手に入れるためにも必ずやっておきたい工程です。なお、パテは乾燥すれば縮むので、繰り返し塗っておかなければ完全に平坦な状態にはなりません。安心でしっかりとしたキッチンは、料理を楽しくする場所にもつながってきます。

キッチンリフォーム 左官材料

キッチンリフォームにもモールテックス

キッチンリフォームをするのであれば、人気の輸入左官材料のモールテックスを使ってみてはいかがでしょうか。モールテックスはベルギーで建材の製造・販売を手がけるBEAL Internatinalという会社の製品のことです。BEAL Internatinalの製品は、徹底した管理のもとで生産されており高い品質で建築関連の現場で信頼されています。この会社がつくるモールテックスは具体的にどのような製品なのかというと、水を通さない薄く強靭な仕上げ層をつくる左官材です。

一般的に使われている左官材料のモルタルと混合されやすいですが、モールテックスは他社製品と違い非常にデザイン性の高い左官材料ということが特徴です。また、施工性が高くあらゆる下地に施工することが可能です。左官材料独特のモルタル調の仕上がりをあらゆる場所に施工できます。

モールテックス

モルタルではなくモールテックスを使う方がいい理由は、樹脂の力で柔軟性・強靭性が向上しているためです。曲げやたわみといった圧力に対して、モルタルは耐えられませんがモールテックスならば耐えられます。表面の削れや剥がれについても強靭性がないモルタルは弱いですが、モールテックスはコンクリートの5倍程度も表面強度があるので、削れたり剥がれたりすることはほとんどありません。
キッチンリフォームをした後の状態でも、サポートや手入れをそこまですることなく、モールテックスならばキレイを維持しやすいということはとても有り難いメリットかもしれません。
広くて、大きな間取りの住宅もモールテックスを使用することにより空間に統一感が出ますし、シームレスな空間演出も可能に。キッチンだけでなく、玄関やリビング・ダイニングにも応用するとさらに統一感のある住まいが手に入ります。

⬇︎⬇︎ モールテックスの施工事例はこちら ⬇︎⬇︎

モールテックスの特徴をより詳しく見ていくと、まず安全性が高いことが挙げられます。モールテックスの安全性が高いことは、様々な認定評価を見ればわかります。火を扱うキッチンに使用する左官材料ならば、高い耐火性・防火性が必要です。その点、モールテックスの仕上げに使うF1という材料は国の定める技術的基準を満たし不燃認定を受けています。調理中に火が触れたとしても、簡単には火事になりません。

安全性ということでは、ホルムアルデヒドも気になることです。ホルムアルデヒドの発散量に関してF☆☆☆☆(4スター)認定という日本の規格がありますが、輸入品のモールテックスは認定を受けていません。しかし、その代わりに、より厳しい基準で審査を行うヨーロッパ規格のVOCに合格しています

モールテックス

続いて防水性に優れていることが挙げられます。水回りに施工できない左官材料が多い中で、防水性に優れたモールテックスは理想的です。調理や後片付けで、大量の水を使ったとしても内部まで染み込みにくいので、すぐに拭き取ることができます。さらに、機能性もあり、前述のように強靭性と柔軟性が高いことを意味します。薄く塗っても十分な性能を発揮できるので、施工しやすいというメリットがあります。
しかも、乾燥によるひび割れが生じにくく綺麗な見た目を長く保てることも魅力です。

キッチンリフォーム モールテックス

他にも下地を問わず強力に接着できる施工性塗りムラや切れ目の無いシームレスな見た目に施工できる意匠性などもモールテックスの特徴と言えます。キッチンリフォームでは、施主のこだわりを形にすることが求められます。安いだけを理由にして材料選びをし、後から後悔のないようにしましょう。おしゃれな見た目に整えやすく安心できるデザインや色合いという特徴だけでも、モールテックスは最適な左官材料と言えるでしょう。

今まで説明した通りモールテックスは汚れが付きやすいキッチンでも、施工が可能でデザイン性や機能性も兼ね備えていることをご理解いただけたのではないでしょうか。モールテックス専用の保護材を使い、仕上げることで更に、汚れを付きづらくすることができます。​​​​キッチンにモールテックスを施工して、毎日の家事や料理を楽しみませんか。キッチンのリフォームをご検討されている方にはおすすめです。

最後に挙げる特徴は、耐久性です。モールテックスの材料に使われているセメントは、石灰やクリンカーといったものから構成されます。その石灰ですが水硬性石灰が使われており古代ローマの神殿に使われている材料と同じです。古代ローマの神殿は年月を経ても美しい姿を保っていますが、それは水硬性石灰が高い耐久性を持っている天然素材であるためです。同じ材料がモールテックスに使われているということは、マイホームやマンションをリフォームしたキッチンも古代ローマの神殿のように長く美しい状態を保ちやすくなるということに繋がります。

キッチンリフォーム モールテックス

キッチンリフォームはモールテックスで!

今までの話を通して、モールテックスがキッチンリフォームに最適な左官材料であることをご理解いただけたかと思いますが、ホームセンターで扱っている商品ではなく、日本における正規代理店を通じて購入することを強くおすすめいたします。それは徹底した管理下の元商品の品質を守って販売しているからです。正規代理店に注文する際にはまず、無料見積を依頼しましょう。内容を確認し、納得できれば正式に注文を確定します。支払いを先方が確認できれば、発送の手続きに入り、配送します。正しく見積もりを行うためには、最初に塗る回数や平米数などの情報が必要です。もし、モールテックスに詳しくなく、塗りの回数等がわからないときには、問い合わせ用のメールフォームや電話から気軽に質問をしてみましょう。よくある質問やサービス内容について記載したホームページなども参考にしてみましょう。

モールテックスを購入後の施工については、DIYでやってみたいという人もいるかもしれません。しかし、完璧に仕上げたいのであればモールテックスに関する知識・技術を習得した施工業者に任せるのが最善です。左官業を営んでいる業者はもちろん、サカンアート.jpではモールテックスの講習も行っています。モールテックスは特殊な部分もあるため、正規代理店であるサカンアートで受講することで正しい施工ができ、信頼にも繋がります。

講習を受講した施工業者の情報は、正規代理店のWebサイトで確認ができます。
【ピックアップ施工店】のご紹介
また、モールテックスを使ったキッチンリフォームに興味がある施工業者は、同じく正規代理店のWebサイトから講習を申し込んでみましょう。日本全国各地、オンラインでの受講も可能ですし、動画での解説も行っております。

以上、キッチンリフォームに関する内容をまとめましたが、いかがでしたでしょうか。
住み心地の良さや快適さを左右するキッチンのリフォーム。さまざまな素材がある中で、火・水・熱・衝撃などに強い性能が必要です。その性能が兼ね備わったモールテックスはまさにキッチンリフォームに最適と言っても過言ではないでしょう。

また、施工しやすくデザイン性を高められるモールテックスであればより良い仕上がりを期待できます。L型・I型・アイランド型など、タイプの異なるキッチンにおいても施工可能ですのでご安心ください。

キッチン

監修者からのメッセージ

監修者コメント
監修者:毛受 進(2級建築士/1級土木施工管理技士)
サカンアートでは「世界の優れた左官材料の提供を通じて、日本の住環境をより豊かにする」事を目的としております。
左官でしか表現できない「おしゃれでありながらも居心地のいい空間づくり」。そんな左官材料を世界から日本に提供することでより豊かな住環境づくりのお手伝いができる存在となって参ります。

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