塗り壁でおしゃれな内装を作る際のポイントを紹介!

塗り壁は自分で!おしゃれな内装作り

内装 塗り壁
インテリアに興味があるならdiyで壁を塗ると、それだけで自分のイメージ通りの部屋を作ることができます。YouTubeでも、壁の塗り方が多数公開されています。さらに個性的な壁にしたいなら、塗り壁という手法があります。漆喰壁やモルタルなどを塗るのが一般的ですが、近年ではもっと便利な左官材料も販売されています。今回の記事では、おしゃれな塗り壁について施工事例を交えてご紹介いたします。

【今回の記事のポイント】
✔︎塗り壁と塗装の違いがわかる。
✔︎おしゃれな塗り壁の施工事例がわかる。

更新日:2023/11/11
初稿:2022/11/21

《目次》
塗り壁がおしゃれな店舗やマンション
ベルギー生まれのモールテックスとは
塗り壁(左官)と塗装の基礎知識
モールテックスならサカンアート.JP
モールテックスお試しセットのご紹介

塗り壁でおしゃれを実現

塗り壁はDIYすることも可能で、自分で仕上げたモノは愛着がより一層湧きます。戦後は左官工事の比率は大きく減少しましたが、近年の健康志向やエコ意識の高まりなどから塗り壁が見直されています。高い技術と芸術性の高さによって、海外からの注目も集める塗り壁が、内装としてどのように使われているかをご紹介します。

モールテックス 壁

壁や天井一面をモールテックスで仕上げています。

開放感にあふれる空間で、重厚感も感じられるモールテックスの魅力が最大限に活かされていますね!

白系は清潔感もあるため、内装にもよく使われる人気の色味です。


⇨⇨【写真の施工事例を見る】
モールテックス 壁

壁に施工されている事例です。

部屋全体がシックで大人な印象に仕上がっています。

重厚感があり、空間そのものの雰囲気をびしっと決めるのはモールテックスのなせるわざです。

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モールテックス 浴室 壁

浴室の全体をブラウン系で仕上げています。

暖色のライトに照らされると明るいベージュ系にも見えますよね。

床・壁・天井に使用して統一感が出ています。


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塗り壁を家で使う場合

古民家の壁の再生に使われるのが漆喰です。古民家の壁は土壁が多く、仕上げ材である漆喰を塗って調湿性を保つことができます。ニオイを取ってくれるメリットはマンションと変わらず、新築でも接着剤などの嫌なニオイがしません耐久性も高いので、適切なメンテナンスを行えば長期間美しさを保てます。
古民家 塗り壁 内装 おしゃれ

一方、珪藻土などの表面がざらざらした素材では、凹凸にホコリが溜まりやすく雑巾などで拭くこともできません。そのため、汚れやすいキッチンやリビングなどには不向きです。それ以外の場所なら、汚れも風合いや味わいになっていきます。

塗り壁

一軒家の注文住宅やマンションやアパートなど、どんな建物の場合も言えることですが、一般的な塗り壁には左官職人が必要です。

ビニールクロスと比較すると素材や工賃のコストがかかることがデメリットとも言われます。コストを下げるには塗るのが比較的簡単なモルタルなどを使ってdiyする方法もあります。

塗り壁をマンションで使う場合

マンションで使われる塗り壁の素材は、漆喰や珪藻土などです。道具の使い方によって、さまざまな表情を作り出すことができます。コテの跡を付けて塗る「コテ波」やハケの跡を付ける「ハケ引き」、コテで半円を描いた塗り方は「扇」です。スポンジローラーを転がして好きな模様を付けたり、コテの後ろを使い、四角い模様を作る「スパニッシュ」という塗り方もあります。
塗り壁 内装 おしゃれ

塗り壁は機能面でも優れており、静電気が発生しないので汚れが付きにくく、気になるタバコやペットなどの生活臭も消してくれるといわれています。メンテナスも消しゴムやメラミンスポンジを使った手入れが可能。

また、サンドペーパーで削ったり、乾燥で起きるヒビ割れを塗りなおしたりすることも可能で、上手にメンテナンスをしていけば長く維持することができると言われています。調湿性を求めるなら、珪藻土が適しています。マンションの気密性の高さから発生するカビを抑制し、夏には湿度が下がることで体感温度が下がり過ごしやすくなります。そして、冬は乾燥を防ぐことにも繋がるとされています。

マンション 室内

塗り壁を店舗で使う場合

店舗の壁は顧客の目に留まる部分であり、店舗の印象を決定付けます。店舗全体の色やインテリアの設計は、経営理念や流行を踏まえて行われます。壁のもう1つの役割は、室内環境を快適に保つことです。店内のニオイや湿気を考慮し、汚れを防止する必要があります。壁の素材によってはニオイや汚れを吸収してしまい、掃除をしても取り除くことができせん。
店舗 内装 おしゃれ

温かみのある塗り壁は店舗の壁にもぴったりです。漆喰が使われる場合には、白だけでなく黒や青などの色漆喰が使われることもあります。消石灰を原料とする本漆喰に色を付けるのは難易度が高く、プロでも難しいと言われています。色漆喰を塗ることができる左官職人が減っていることや予算の都合で、文化財の補修でもひどい時には同じカラーのペンキが使われているケースなども見られます。現在の色漆喰は、ほとんどが「漆喰調」の塗り壁です。

色漆喰
漆喰は耐火性に優れているので、飲食店やバーなどにも広く使うことができます。調湿素材として紹介されることもありますが、JIS規格でも漆喰は調湿素材ではありません。昔の建物の調湿性は、下地の土壁によるものです。仕上げ材として、石膏ボードの上に薄く塗られている場合には調湿性は期待できないでしょう。店舗の塗り壁には、和モダンを意識した聚楽壁や大津壁、錆壁などもあります。
店舗 漆喰 壁

塗り壁以外にも、床に左官材料を使用するケースもあります。
土間やエントランス、廊下やフロアなど、床をモルタル調の左官仕上げで施工すると雰囲気が増し、おしゃれなデザインの内装が叶います。

モールテックスはモルタルのような仕上がりと見た目を持ち、漆喰や珪藻土よりも簡単に施工することができる上に、他の左官材料のようにひび割れすることも少なく薄塗りでどんな素材にも塗布することができる次世代の左官材料です。

そのため、内装業界やインテリア業界でも注目されている素材です。まずは無料資料請求をご覧になり、モールテックスのことを知ってみませんか?

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ベルギー生まれのモールテックスとは

ベルギーの会社が開発した注目の左官材料

ここまで紹介したような左官材料を使うには高度な技術が必要で、素人が使うには難しすぎます。しかしプロが手掛けたような、おしゃれな塗り壁にする方法はあります。それが輸入左官材料モールテックスです。正式名称は「MORTEX COLOR」で、ベルギーの特殊建材を扱うメーカーBEAL社が開発しました。薄いのに水を通さない、強靭な仕上げ層をシームレスに作れます。
モールテックス 塗り壁
優れた防水性能を持ち、部屋の壁や床だけでなくキッチンのシンクやシャワールームの壁などの水まわりも、モルタル調のデザインに仕上げることができます。テーブルトップやカウンターの天板など、今まで左官が考えられなかった部分にも使える、95%が自然素材からできている安心の左官材料です。屋外での使用も可能で、diyで仕上げればコストも抑えられます

高い防水性

薄くて柔軟性のある膜が驚異的な接着力を見せるため、コンクリートはもちろんガラスやタイル、木材や金属まであらゆる下地に使用できます。特殊な樹脂が入っているので、下地が緩んだりたわんだりしてもヒビが入りにくくなっています。

特にタイルへの使用では、タイル除去の手間がなく廃材も出ません。表面強度が強く、角が欠けたり削れたりする心配もありません。カラーチャート標準色だけでも64色です。専用の顔料を組み合わせることで、色は無限に作れます。コテの動かし方によっても、様々な模様が出来上がります。モールテックスは人それぞれの想像力を形にし、その魅力を永続させます。

モールテックスを使用すると、店舗での使用の幅も広がります。ペットサロンのシャワールームの壁を温かなオレンジ色で仕上げたり、美容室のディスプレイ台を周りの壁と調和させて違和感ない仕上がりになっています。イエローだったバーのU型カウンターをピンク色に塗り上げることで、大がかりな工事をすることなく店内の雰囲気を短期間で変えることも可能です。

雑貨店のディスプレイ台にグレーのモールテックスを使用すると、カラフルな商品がより引き立つと同時に店にもなじみます。ほかにも、壁と床をグレーで仕上げ照明と組み合わせることで、床に丸いスポットができるなど他にはないオリジナルな効果を演出できます。

モールテックス

個人の家やマンションでは洗面台を人気のグレーで仕上げたり、キッチンと柱型を同系色で仕上げて一体感を出したりなども自在です。また、ベニヤ下地のシステムキッチンを扉まで塗り込むことで高級感を出すことも可能です。マンションの玄関の壁やエントランスの壁をモールテックスでシックに仕上げたり、床をモールテックスで仕上げて土足で出入りできるようにしたりもできます。

住宅のリフォームやリノベーションの際に使用することで憧れの空間を演出できます。

モールテックス キッチン
実際にモールテックスを施工したものを見たいという方には、モールテックスのショールームをご案内しております。モールテックスで仕上げた床や壁だけじゃなく、ベンチやテーブルなど幅広い使い方をご覧いただけます。

塗り壁(左官)と塗装の基礎知識

壁などの表面をペンキや塗装用のオイルなど、塗料の被膜で覆う表面処理が塗装です。diyの時はハケを使うことも多いですが、企業に依頼する場合はスポンジローラーやスプレーガンでの吹き付けで行います。塗料はカラーの種類が豊富で、乾きも早いです。しかし、シックハウス症候群の原因となる危険性をはらんでいます。住宅の高気密化や高断熱化によって、ホルムアルデヒドなどの化学物質による空気汚染が起きることがあるからです。

内装 塗り壁

塗り壁土や漆喰などの左官材料を、主にコテを使って塗り上げます。通常は、下地処理や下塗りなどが必要です。乾燥には2日から3日ほどを要しますが、左官材料は天然由来の物が多く安心して使えます。たとえば、漆喰の主成分は石灰や炭酸カルシウムです。珪藻土は藻類(プランクトン)の一種である珪藻の殻が化石化して堆積したもので、主成分は二酸化ケイ素になります。火山灰を主成分とする左官材料などもあります。

塗り壁 内装 おしゃれ コテ

使用する左官材料によって、部屋の雰囲気や機能性も異なります。漆喰は古くから防火材として使われ、城や蔵の壁などの外壁に利用されることも多く、倉敷の漆喰の白壁などが有名です。漆喰の壁は滑らかな質感で、和室にも洋室にも合います。ホコリやゴミも付きません。

また、ホルムアルデヒドなどの化学物質を分解したり、臭いを取ったりする効果も期待できます。珪藻土を左官材料として使う場合は、糊を加えて固めます。ざらざらした質感が特徴で、洋室より和室に使われることが多いです。珪藻土には高い調湿効果と、脱臭や耐火などの性能があります。昔の蔵なんかもこういった類に入ります。

漆喰 蔵
おしゃれな塗り壁と言えば、モルタルがあります。モルタルは、セメントに砂と水を混ぜて練ったものです。デザイン性が高くスタイリッシュなので、コンクリート打ちっぱなしと並んで人気です。モルタルもコンクリートもセメントを加工したものですが、セメントは粉末状の素材なのでそのままでは使えません。コンクリートにはモルタルの材料に加えて砂利も含まれており、強度が高いので壁そのものの素材として利用されます。モルタルは装飾性が高く、柔軟性もあるのでブロックやレンガなどの接着剤としても使われます。
モルタル レンガ
サカンアートでは【BAYFERROX(バイフェロックス)】という商品もあり、無機顔料を使ってコンクリートをカラフルに彩ることができます。一般的なグレー色のコンクリートの上から塗料を塗ったものと、コンクリートの材料に無機顔料を練り込んで使用するものがあります。
バイフェロックス
伝統的な壁の仕上げ方法である左官の歴史は古く、現在のような様式になったのは飛鳥時代です。トルコやシリアで生まれた左官の技術はシルクロードを通じて中国や朝鮮半島に伝わり、仏教とともに日本に入ってきました。日本で初めて左官が関与した建物は、奈良県の飛鳥寺だと言われています。戦国時代に多くの城が造られたことによって、左官の技は発達します。
飛鳥寺
安土桃山時代に茶室の建築に色土が用いられたことで土の色をコントロールできるようになり、砂や繊維を混ぜることで質感も調整することができるようになりました。左官の技術は、茶室の数寄屋建築とともに大きな発展を見せます。江戸時代には漆喰仕上げの開発によって、火事による家屋の消失が減少しました。商人の蔵や町家への普及で漆喰彫刻という、漆喰で様々な装飾を施す仕上げも行われるようになり、壁を塗るのとは異なる技術やデザイン性が生まれました。
漆喰壁

モールテックスもバリエーション豊富な顔料を使用し、加えて色味を調節することができるので、微妙なニュアンスカラーをつくることが可能に!こだわりのある方にはもちろん、お好みのインテリア空間に合わせて色味を作り出せます。

また、モールテックスを初めて扱う方向けに、オンライン講習会も開催しているので、ご興味がある方はお気軽にお問い合わせください。

モールテックスならサカンアート.JP

サカンアート.JPは建設資材販売の株式会社毛受(めんじょう)が運営する、輸入左官材料専門サイトです。

モールテックスを中心に、デザイン性と機能性にこだわった輸入左官材料を北海道から沖縄まで全国に届けています。お客様にお届けする商品はスタッフが一つ一つ丁寧に梱包し、丁寧にお届けいたします。

自社内と大型倉庫にて在庫を管理しております。豊富な在庫数を取り揃えておりますので、いつでも安心してご注文いただけます!

初めてで不安という場合でも、無料資料請求フォームから申し込むとモールテックスに関する資料とサンプルが入手できます。
DIYに最適なモールテックスの質感を確認し、ぜひモールテックスをご検討ください!

モールテックスお試しセットのご紹介

こんな方におすすめ!

・壁や床の左官材料に迷っている方
・モールテックスが気になっていたけど、一度試しに使ってみたいという方
・実際の仕様を確かめてみたいという方
・モールテックスの講習動画を見ながら実際にやってみたいという方
・初めて左官材料でDIYするという方

まずは手軽に始められるお試しセットでモールテックスの仕上がりをご覧になってみてはいかがでしょうか。必要な材料が全て入って、手順書も同封しているので初心者の方でも安心してご利用いただけます。

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追加購入でお好きな色に!

監修者からのメッセージ

監修者
監修者:毛受 進(2級建築士/1級土木施工管理技士)
サカンアートでは「世界の優れた左官材料の提供を通じて、日本の住環境をより豊かにする」事を目的としております。
左官でしか表現できない「おしゃれでありながらも居心地のいい空間づくり」。そんな左官材料を世界から日本に提供することでより豊かな住環境づくりのお手伝いができる存在となって参ります。

モールテックス関連商品はこちら

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