モールテックス

モールテックスは デザイン性・耐久性・防水性を兼ね備えた進化系左官仕上げ材 です。一般的なモルタル仕上げとは異なり、薄くても強靭な仕上がりを実現し、キッチン・浴室・家具・床など幅広い用途で採用されています。ベルギーBEAL社開発の素材で、世界各国の建築・インテリアプロジェクトでも定番の選択肢になっています。

わずか2〜3mmの薄塗りでありながら、下地を選ばずシームレスに仕上がる。標準色だけで64色以上、調色すればオリジナルカラーも実現できる。モールテックスは、素材感と機能性を同時に求める空間に選ばれています。

なぜモールテックスが選ばれるのか?|機能と美しさの両立

見た目はモルタルそのもの。けれど中身はまったくの別物です。モールテックスはベルギー BEAL 社が開発した鉱物系の左官仕上げ材で、薄塗りでありながら高い防水性・表面強度・柔軟性を併せ持ちます。

木材・タイル・コンクリートなど下地を選ばず施工できるため、既存の床や壁を解体せずに仕上げを一新することも可能。タイル目地のないシームレスな面がつくれることから、キッチン・洗面・浴室といった水まわりでも選ばれています。

モールテックスの3つの特長

1. 圧倒的なデザイン性

モールテックスは コンクリート調から滑らか仕上げまで自由な表情が可能。顔料を混ぜてカスタムカラーがつくれ、空間の世界観を自在に演出します。コテ跡・ムラを強く出した意匠仕上げから、均一でマットな面まで、同じ色でも仕上げ方でまったく違う表情になります。

モールテックスの意匠仕上げで表現したカウンターの質感クローズアップ
意匠仕上げによる表情の一例(大阪府・店舗カウンター/株式会社Ribre様 施工)

2. 防水性・耐久性・柔軟性

防水性が高く、浴室・洗面・キッチンなど 水まわりにも対応。薄層ながら強靭で、歩行や日常の使用にも耐え得る耐久性を持ちます。目地のないシームレスな面に仕上がるため、汚れや水がたまりにくく、お手入れがしやすいのも水まわりで選ばれる理由です。

モールテックスでシームレスに仕上げた浴室・シャワースペース
継ぎ目のない浴室空間(福井県/森田工業様 施工|case152)

3. 多様な用途に対応

床・壁・家具・階段・プール・プランターなど、室内外を問わず あらゆる下地に施工可能 です。既存タイルの上から仕上げができるため、リノベーションにも最適です。平面だけでなく曲面・什器・造作物にも追従するため、設計の自由度が大きく広がります。

オリジナルカラーのモールテックスで仕上げたさまざまな形状の造作物
さまざまな形状に施工した例(愛知県・展示イベント/坂岡建築塗装様 施工|case5262)

モールテックスの仕様

製造:ベルギー BEAL(ベアール)社
塗り厚:2〜3mm(薄塗り)
標準色:64色以上/顔料調合によるオリジナル調色にも対応
適用下地:コンクリート・モルタル・既存タイル・木下地 など
主な用途:壁・床・キッチン天板・洗面・浴室・造作家具・什器・階段・外壁
仕上げ:コテ跡やムラを活かした意匠仕上げ〜滑らかな均一仕上げまで調整可能
工程:下塗り → ファイバーメッシュ伏せ込み → 上塗り → 保護材塗布
保護材:用途に応じて選定(BIPUR S、オイルOH など)

用途から見るモールテックスの魅力

住宅空間

  • キッチンカウンター・造作家具
  • 浴室・シャワールーム・洗面台
  • リビング・床・壁 全体の統一感

モールテックスは 自然な鉱物質感と機能性で、住まいを上質空間に導きます。 床から壁、キッチンまで同じ素材でつなげることで、空間に広がりと統一感が生まれます。

モールテックスで仕上げた住宅のキッチンカウンター
住宅のキッチンカウンター(神奈川県/株式会社カワケン様 施工|case161)

商業空間・店舗

  • カフェ・店舗什器
  • レストラン・ショールーム
  • 受付カウンター・装飾壁

耐久性とデザイン性の高さで ブランドイメージを強化 する仕上げ材として評価されています。長いカウンターも継ぎ目なく一体で仕上げられるため、空間の印象を決める主役になります。

モールテックスBM59で仕上げた飲食店のロングカウンター
飲食店のロングカウンター/BM59+BIPUR S(愛知県安城市 mssb様/株式会社石原左官 施工|case5276)

家具・什器・造形物

テーブル・ベンチ・ボックス什器など、家具そのものを左官で仕上げる使い方も増えています。石や金属では重くなる形状も、下地を造作してモールテックスで仕上げることで軽さと質感を両立できます。

モールテックスで仕上げたテーブル。OHF工法による家具施工事例
OHF工法テーブル×モールテックス(case139)

外装・外壁

屋外でも採用でき、大面積の外壁をモルタル色でシームレスに仕上げることも可能です。サイディングの目地が出ない、のっぺりとした端正なファサードをつくれます。

モールテックスで280㎡の外壁を仕上げた建物の外観
外壁280㎡の施工(神奈川県横浜市/株式会社カワケン様 施工|case155)

施工実例

サカンアートがコーディネートした、モールテックスの施工実例をご紹介します。住宅から店舗、床・壁・什器まで、同じ素材でここまで表情が変わります。

導入時に知っておきたいポイント

  • 施工には専門技術が必要 です(DIY向けではなく、プロ施工がおすすめ)。
  • 高品質な仕上げには設計・施工計画が重要。色・テクスチャ・保護仕上げの選定が最終的な仕上がりに影響します。
  • 下地の安定性がすべての前提。動きの少ない下地が理想で、木下地の場合は膨張・収縮を見越した設計が必要です。
  • 素材自体は薄塗りですが、耐久性・防水性・意匠性の バランスが非常に高いレベルで成立 しています。

よくあるご質問

Q. 塗り厚はどのくらいですか?
A. 2〜3mmの薄塗りです。既存の床・壁・タイルの上から仕上げても段差が出にくいため、リノベーションでも採用しやすい素材です。

Q. 浴室や洗面など、水まわりにも使えますか?
A. 使えます。高い防水性があり、目地のないシームレスな面に仕上がるため、浴室・シャワールーム・洗面台・キッチンでも採用されています。用途に応じた保護材の選定が重要です。

Q. 色は何色から選べますか?
A. 標準色だけで64色以上。さらに顔料の調合によるオリジナル調色にも対応できます。ショールームで実物を確認しながらお選びいただけます。

Q. ひび割れ(クラック)は起きませんか?
A. 下塗り → ファイバーメッシュ伏せ込み → 上塗りという工程を、規定の乾燥時間を守って積み重ねることでリスクを抑えます。動きの少ない安定した下地を選ぶこと、必要に応じて目地や見切りで動きを逃がす設計も有効です。

Q. 既存のタイルや木下地の上から施工できますか?
A. 可能です。木材・タイル・コンクリートなど下地を選ばず施工できるのがモールテックスの強みです。解体をともなわない改修にも向いています。

Q. お手入れはどうすればよいですか?
A. 日常的には柔らかい布やスポンジでの拭き掃除で十分です。使用状況に応じて定期的な保護材(トップコート)の再施工を行うと、美しさが長持ちします。

Q. DIYでも施工できますか?
A. モールテックスは工程と乾燥管理がシビアなため、講習を受けた施工店による施工をおすすめしています。お近くの施工店をお探しの場合もご相談ください。

ほかの左官材料もあわせてご検討ください

モールテックスは、ビールストーンやミダスメタルなど他の左官材料と組み合わせて採用されることも多い材料です。空間全体の素材計画としてご提案できます。

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