塗り壁のお手入れ方法やおすすめ素材を紹介
【今回の記事のポイント】
✔︎おすすめの塗り壁材がわかる。
✔︎塗り壁のメンテナンス方法がわかる。
更新日:2023/5/28
初稿:2022/10/24
《目次》
・塗り壁の内装にするメリットとは!
・塗り壁のメンテナンス方法とは?
・塗り壁もDIYできるって本当に?
・塗り壁をdiyする時に必要なもの!
・塗り壁材「モールテックス」に大注目!
・美しい塗り壁はモールテックスで!
塗り壁の内装にするメリットとは!
湿度や温度を調整してくれる
使用する素材の特性にもよりますが、塗り壁には湿度や温度を調整する効果があります。湿度が高い場合は室内の湿気を吸収し、低い場合は溜め込んだ湿気を放出してくれます。湿気はカビが生える原因にもなるため、内装を塗り壁にして湿度を調整することで、カビの発生を防ぐ効果も期待できるというわけです。温度を調整する効果もあり、一年を通して快適な室温に整えてくれます。
耐久性が高く剥がれにくい
塗り壁は、耐久性の高さが大きな魅力です。こちらも使用する素材によって変わりますが、漆喰などは100年以上の長い耐久性があると言われています。実際にお城や古い日本家屋でも使用されてきました。他の素材もしっかり対策をすれば、長期間使える耐久性があるため、表面が劣化して剥がれたりボロボロになってしまう心配は少ないです。また、傷がつきにくく、小さなお子さんがいる住宅にも向いています。
有害な物質を分解してくれる
内装をどうするか決める時に気になるのが、ホルムアルデヒドなどの有害物質ではないでしょうか。使用する素材によって、有害物質を発生するものがあるため、小さなお子さんがいるご家庭やアレルギー持ちの方は、気を配る必要があります。できるだけ自然素材を使いたいという方も少なくありません。また、塗壁にはホルムアルデヒドを分解する性質があると言われています。塗壁には非常に細かな気泡が多く、それがホルムアルデヒドを分解吸収してくれるとも言われています。
メンテナンスがしやすい
内装を綺麗な状態に保つためには、定期的なメンテナンスが必要です。塗り壁は耐久性が高い上に、万が一傷や汚れがついてしまった時のメンテナンスがしやすいという特徴があります。自分で簡単にメンテナンスできれば、毎回業者に依頼する必要がなくなるため、余計なコストもかかりません。なるべくメンテナンスフリーのものだと嬉しいですよね。
塗り壁のメンテナンス方法とは?
■普段のお掃除はハタキや掃除機を使う
塗り壁の普段のメンテナンス方法としては、ハタキや掃除機を使って掃除するのがおすすめです。ハタキや掃除機を使えば、塗り壁の表面に付着したホコリなどは綺麗に落とすことができます。拭き掃除することもできますが、水洗いは塗り壁を痛める原因になるので推奨されていません。乾いた布、もしくは固く絞った布で拭くようにしましょう。
■手垢などは消しゴムで落とせる
壁に触って手垢などがついてしまうことがあります。その場合は、消しゴムを使って綺麗にしましょう。部分的な汚れであれば、字を消す時と同じように消しゴムで擦れば落とすことができます。消しゴムの代わりに、メラミンスポンジを使う方法もおすすめです。ただし強く擦ると、塗り壁の形状が崩れてしまうことがあるので、汚れを優しく拭き取るようにしてください。メラミンスポンジで汚れを拭くと、細かな粉が壁に付着してしまいます。その場合は乾いたタオルなどで綺麗に拭き取ってください。
■中性洗剤を使う
乾拭きなどで汚れが落ちない場合は、中性洗剤を使用しましょう。乾いたスポンジに中性洗剤を少量染み込ませて、汚れを叩きながら落としていきます。叩いても汚れが落ちない場合は、軽く擦るようにしてください。ただし、擦りすぎてしまうと塗り壁の表面が変形してしまう可能性があるので、注意が必要です。汚れが落ちた後は、綺麗なタオルなどを使って表面の洗剤を拭き取ります。洗剤が残っていると、変色してしまう恐れがあるので、残らないように丁寧に拭き取りましょう。
■頑固な汚れは漂白剤で落とす
頑固な汚れを落とす時には、漂白剤が効果的です。台所用として売られている漂白剤をタオルやスポンジに染み込ませ、汚れを叩いて落とします。壁に付着した漂白剤は、綺麗に落として残らないようにしてください。ただし、漂白剤で落とせるのは植物性色素に由来する汚れです。また、変色する恐れがあるので、気にならない箇所で試して問題がないことを確認してから、使用するようにしてください。
塗り壁もDIYできるって本当に?
塗り壁をdiyする時に必要なもの!
次にコテ板が必要になります。コテ板は塗り壁材を置いておくための板です。コテ板がないとバケツなどから毎回塗り壁材を取り上げなければならないため、作業効率が悪くなります。他にも、養生するためにマスキングテープも用意しておいたほうがよいでしょう。塗り壁を塗る周囲にマスキングテープを貼っておくことで、無駄な部分を塗ってしまうミスを防げます。
最後に塗り壁材が必要になります。塗り壁材には、漆喰や珪藻土、砂壁や繊維壁など様々な種類があります。漆喰は日本古来から家屋の壁に使われている、メジャーな塗り壁材です。水酸化カルシウムに骨材や海藻などを混ぜて作られた塗り壁材で、お寺やお城などにも使われています。調湿性や耐久性、断熱性に優れているということで人気があります。
塗り壁材「モールテックス」に大注目!
モールテックスとは?
モールテックスは、ベルギーの会社が開発した塗り壁材です。耐久性や防水性、柔軟性など塗り壁材として最適な特性を持っているということで今注目を集めています。屋内の壁面や床に対応できるのはもちろん、外壁や外構での使用も可能とされています。
モールテックスの魅力
モールテックスの魅力は、防水性に優れているということです。モルタルと同じような見た目ですが、材料は異なります。モールテックスは水を通さないという特徴があります。そのため、洗面所やキッチンの床、プールなど水回りによく利用されています。柔軟性と接着性が高いのも、モールテックスの魅力です。柔軟性が高いため、様々な形状の壁に塗ることができます。また、接着性が高くすぐに剥がれないため、自分で塗り壁を塗ろうと考えている人にも安心して使える最適な塗り壁材です。カラーバリエーションが豊富で、塗装や塗料が不要なのも、モールテックスの魅力でしょう。
塗り壁というと地味な色合いのイメージがあるかもしれませんが、モールテックスは標準カラーだけでも64種類のバリエーションがあります。さらに色調を変化させることもできるので、自分のイメージに合った色を見つけることができます。巷で流行りのニュアンスカラーも得意とし、最近は新色も登場しております。そして色だけじゃない、塗り壁材として重要なポイントとなる耐久性にも優れています。