モールテックスの下地処理の材料の選び方|サカンアート.JP

モールテックスにおける下地処理の重要性

モールテックスを使う際には下地処理がとっても重要!

下地処理を行わないとキレイに保つことや、モールテックスの機能性を十分に発揮することができなくなります。

まずはしっかりとした下地処理を行ってモールテックスを上手に使いましょう。

今回の記事のポイント
✓モールテックスの特徴と下地処理についてが理解できる。
✓下地処理の材料についてわかる。

《目次》
モールテックスの特徴
下地処理をしないと特徴が失われる可能性がある
下地処理の必要性
モールテックスにおける下地処理の材料

モールテックス 壁

モールテックスの特徴

モールテックスの特徴を説明します。

  • モールテックスは基本的にどんな下地でも接着可能
  • 標準色でも64種類の色を出すことが可能
  • 意匠仕上げもできるデザインコンクリート
  • 強度や防水など優れた性能を持つ

上記が主な特徴です。

モールテックスは浴室やキッチンなどの水回り、床や家具・什器、壁など塗ることができます。

モールテックス 施工例

下地処理をしないと特徴が失われる可能性がある

下地処理をしないとモールテックスの機能が十分に発揮できません。

例えば下地に継ぎ目がある場合、何もしないと構造的な動きが発生する可能性があります。

モールテックスは他の材料と比べて割れにくいですが、構造的な動きには対応できません。

例えば下地処理をせずに水場で塗布した場合、構造的な動きによりモールテックスにひび割れが起きて、そこから水が浸入するケースが考えられます。

しっかりと下地処理をすれば構造的な動きによるひび割れを起こす可能性が低くなるので、浴室などの水場で使用することが可能です。

下地処理の必要性

下地に合わせて適切な処理を行えば、モールテックスを施工してからの不具合は極端に減らすことができます。

下地処理をすることによりモールテックスの表面の仕上がりを綺麗にすることができたり、性能を保つことが可能です。

詳しく学びたいという方は弊社で講習会で詳しく説明していますので興味がある方はぜひご参加ください!

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モールテックスにおける下地処理の材料

モールテックス店長

ある左官屋さんが言ってました

「下地処理がきちんとできていれば、8割上手くいったようなもの」

左官で下地処理がどれぐらい重要かを一言で表した言葉だと思います。

モールテックスの施工をする上で具体的に使える材料の話をします。

下地処理の詳細についてはコチラ

下地処理

モールテックスに限らず、下地処理は左官や塗装仕上げに際に、きれいな仕上がりを作るのに必要不可欠なものになっています。

では、なぜ下地処理が必要なのか?→仕上げ材は、基本薄塗りなので、それを塗る下地が凸凹だったり、素材自体が歪んでいたりするとそれがそのまま仕上面にも影響をします。下地が悪いと仕上がりも悪くなります。それは、仕上がった後の使用についても影響してきます。その仕上がりをよくするために下地処理をします。では、具体的に何を使ったらいいのかをこちらではご説明したいと思います。

1.パテ処理

下地処理にもいろいろありますが、まずは処理の代表格でパテ埋めがあります。

材と材の隙間やビス打ちでできた凹みを埋めるためのものです。

壁材に広く使われている石膏ボードに対しては

写真はフジワラ化学のウォールパテ・タフと四国化成のSK速乾パテ

こちらは隙間やへこみを埋める為塗りこんで使用します。

プラスターボードにパテ処理をした場合は水引が変わってくるので一度30%程度水希釈したレジデュールを塗布して、それが乾いてから原液で塗るのがおススメです!

モールテックスの下地処理材
パテ処理

2.ファイバーテープ処理

上記のパテ処理とともに行っていただきたいのが、ファイバーテープ(寒冷紗)での処理です。

構造的な下地の動きを止めて、ヒビが生じないようにする下地処理です。繋ぎ目を処理する場合や大きな床面を処理する際にもひび割れ対策に有効です。

写真はGメッシュテープスーパーネットです。

モールテックスの床施工は勿論、木で組んだ家具などにもメッシュを伏せ込んでモールテックスを施工するとひび割れが起きにくくなります!

ファイバーテープ
モールテックスの下地処理

3.ボード全体の下地補修

リフォームなどで従来の仕上材(クロス、塗装、タイルなど)を剥がした後に施工する場合、下地の凸凹が継ぎ目のところだけでない場合もあります。程度がよくない時には、全面を補修することも必要です。

写真は、ハネダ化学のボードフィラーです。

モールテックスの下地処理
モールテックスの下準備

4.あらゆる下地処理

現場では、様々な下地があります。上記は主に壁面での下処理をメインにしていますが、モールテックスはカウンターや床面の施工にも使われます。そんなときの下地処理は、樹脂を混入したモルタル系の補修材で全面補修が施工性に優れます。

写真はハネダ化学のショートフィラーです。

モールテックスの下地処理
モールテックスの下地処理

ここには代表的な下地処理の材料を上げさせていただきましたが、ほんの一部に過ぎません。現場は本当に様々で下地処理も多岐に渡ります。

これをすれば100%大丈夫というものは無いかもしれませんが、知識、経験をフル活用してより確実な施工を進めていくお手伝いはできますので、どうすればいいのか不安になった時には、何なりとご相談ください。

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