店舗を格上げするモールテックスの魅力5選

店舗を格上げするモールテックスの魅力5選

店舗の内装は、第一印象を大きく左右する重要な要素です。「おしゃれな雰囲気にしたい」「他店と差別化したい」と思っても、素材選びで悩んでしまう方も多いのではないでしょうか?

そんな中、最近注目を集めているのがベルギー生まれの左官材「モールテックス」。一見コンクリートのようで、実は高い耐水性・強度・デザイン性を併せ持つ、プロの間でも話題の建材です。

この記事では、店舗内装にモールテックスを使う5つの魅力をわかりやすくご紹介します。

モールテックス

モールテックスとは?基本をやさしく解説

「モールテックス(MORTEX)」とは、ベルギーのBEAL社が開発した高機能な左官材で、わずか2~3mmの厚さでありながら、高い強度と耐水性を備えた素材です。
見た目はコンクリートのような無機質で洗練された質感ですが、内部には柔軟性があり、施工後もひび割れしにくいのが特徴。床・壁・家具など幅広い場所に使えることから、住宅だけでなく商業空間や店舗にも積極的に採用されている建材です。

モールテックス

特に、モダンな雰囲気やインダストリアルなテイストを求める店舗にぴったり。塗り壁材でありながら、自由度の高いデザイン表現が可能で、素材感にこだわるオーナーやデザイナーに重宝されています。

モールテックス 壁
左官材というと「古臭い」「和風」といったイメージを持たれる方もいますが、モールテックスはまったくの別物。むしろそのスタイリッシュな仕上がりは、店舗の印象をガラリと変える“主役級”の素材として注目されています。
モールテックス 壁

モールテックスってどんな素材?

「そもそもモールテックスって何がすごいの?」と感じる方も多いはず。モールテックスの最大の特徴は、薄塗りでも強度が高いという点です。

通常のモルタルやコンクリートでは厚みが必要なところを、モールテックスは薄く塗るだけでしっかりとした表面を形成。さらに、柔軟性があるため、下地に追従してひび割れしにくいという性質もあります。

モールテックス テーブル

加えて、カラーバリエーションが非常に豊富で、標準色だけでも64色。好みに合わせて調色も可能なので、ナチュラルからビビッドまで、ブランドイメージに合わせた色を選ぶことができます。

モールテックス カラーバリエーション
また、木材・金属・タイル・石膏ボードなど、ほぼすべての下地に施工可能。これにより、壁面・カウンター・洗面台・キッチン・什器など、店舗のさまざまな場所に使えるのも魅力です。
モールテックス キッチン 洗面 什器

なぜ「左官材」なのに店舗に選ばれるの?

左官材と聞くと、どちらかというと住宅向けや昔ながらの塗り壁を想像する方もいるかもしれません。
しかし、モールテックスが選ばれる店舗では、まさにその「左官材」という枠を超えた機能性とデザイン性が評価されています。

まず、モールテックスは表情が豊かです。塗り方やコテの動かし方によって表情を変えることができ、同じ素材でも店舗ごとに違う雰囲気を演出できます。
これにより、「他の店舗とかぶらないオリジナルの空間」が作れるため、ブランド価値を高めたいお店にぴったりです。
モールテックス

さらに、メンテナンス性も高いのがポイント。強度・耐水性・耐摩耗性に優れているため、飲食店やサロンなど来客数が多く汚れやすい場所でも、長く美しさを保てます。

「店舗内装には、見た目も機能も妥協したくない」そんなオーナーの想いに応える左官材、それがモールテックスです。

モールテックス
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魅力①:薄塗りでも高耐久!長持ちする強さ

モールテックスが店舗内装で選ばれる最大の理由のひとつが、“見た目以上の強さ”です。
厚みわずか2〜3mmの仕上げにもかかわらず、高い表面強度と耐摩耗性を兼ね備えており、商業空間に必要なタフさを十分に満たしています。

モールテックス

たとえば、毎日何百人ものお客様が出入りするカフェや、頻繁にモノを移動するアパレルショップの床、什器などにも安心して使用可能。
一般的な塗装仕上げやモルタルと比べても、圧倒的に耐久性が高く、割れ・剥がれ・すり減りにくいのが特徴です。

モールテックス

また、モールテックスは施工後の「自己収縮」がほとんどないため、ひび割れが起きにくく、仕上がりが長持ちするのも店舗にとって大きなメリット。これは店舗オーナーにとって、「頻繁にメンテナンスしなくて済む」「オープン後のトラブルが少ない」といった安心感にもつながります。

「見た目の美しさ」だけでなく、“実際に使って強い”ことこそ、プロの現場で選ばれ続ける理由なのです。

モールテックス

床や什器でも安心して使える強度

「塗りものって、ぶつけたらすぐ割れるんじゃないの?」そんなイメージを持っている方も多いかもしれません。ですがモールテックスはその真逆。下地との密着性が高く、力が加わっても割れにくい構造になっています。

モールテックス

とくに、荷重がかかりやすい店舗の床面や什器では、その効果を実感しやすく、実際に以下のようなシーンで活用されています。

  • 重たい家具や商品棚を置くアパレル店舗の床
     
  • 毎日多数のスタッフが使用するカフェのカウンター天板
     
  • モノの出し入れが激しいバックヤードの壁面
モールテックス 床

また、従来のモルタルやタイルでは難しかった「曲面」や「細かな部材」への施工もできるため、什器や造作家具にも違和感なくなじみます。
「素材としての自由度が高く、強度も高い」というのは、デザイナーにとっても非常に心強いポイントです。

つまり、“見せる空間”と“実用性”の両立ができる素材。これがモールテックスが選ばれる理由のひとつです。

モールテックス

サカンアートでは、MORTEXBEALSTONEなどの施工実績が数多くあり、知識と施工の腕を兼ね備えた全国の業者様をピックアップ施工店としてご紹介させていただきます!

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魅力②:防水性バツグン!水回りでも活躍

店舗でよく使われる素材には、見た目だけでなく「水に強いかどうか」という点も非常に重要です。そこで活躍するのが、モールテックスの防水性です。

本来はプールの内装や浴室など、完全な水場で使うことも想定された素材で、防水機能が非常に高いのが特長。撥水加工などを施さなくても、施工だけでしっかり水を弾き、水の浸透や染み込みを防ぎます。

モールテックス

また、継ぎ目のないシームレスな仕上がりが可能なので、カビが生えやすい目地や隙間もなく、衛生的な環境を保ちたい場所にも最適です。

「見た目が良くて、水にも強い」。この両立が難しい中、モールテックスはその課題をクリアしており、店舗内装の選択肢として非常に信頼されています。

モールテックス カウンター

飲食店や美容室での水回り事例

実際にモールテックスが使われている店舗事例では、カフェのカウンターや手洗い場など、水気の多い部分での採用が目立ちます。

モールテックス

飲食店ではカウンターや洗面所まわりにモールテックスを使うことで、デザイン性を保ちつつ、実用性も高めることが可能になります。

「おしゃれなだけじゃ意味がない。実際に毎日使えるものじゃないと」そんなプロの現場でも支持される理由が、モールテックスの防水性能には詰まっているのです。

モールテックス カウンター
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魅力③:コンクリート調の高いデザイン性

モールテックスが人気を集める大きな理由のひとつが、独特の「素材感」から生まれるデザイン性の高さです。
見た目はまるで打ちっ放しのコンクリートのような無機質さと重厚感がありながら、質感は滑らかで繊細。まさに“洗練された仕上がり”が可能な左官材といえます。

モールテックス

このテクスチャーは、ただの塗装やクロスでは決して出せない深みがあり、光の当たり方や見る角度によって微妙に表情を変えるのが特徴です。
それだけで空間に「奥行き」と「高級感」が生まれ、来店したお客様の印象に強く残る空間演出が可能になります。

モールテックス

また、塗り方や道具によって質感を変化させられるため、「ムラ感のある仕上がりにしたい」「フラットにしたい」など、空間のコンセプトに合わせてデザインを調整できる自由度の高さもポイント。

「内装で“雰囲気”をつくりたい」「素材で差をつけたい」そんな店舗オーナーにとって、モールテックスは機能性を超えた“表現の手段”として活用されています。

モールテックス

カラーバリエーションは64色以上

見た目の印象を左右する「色」の選択肢が多いのも、モールテックスが店舗内装に選ばれる理由のひとつです。サカンアートで取り扱っているモールテックスには標準色だけで64色が用意されており、さらに細かく調色することも可能です。

カラーバリエーション モールテックス

さらに、モールテックスはツヤ感の調整や表面仕上げのパターンも多彩なので、単なる「色選び」ではなく、「素材そのものの質感づくり」が可能です。

つまり、空間デザインの自由度を高めながら、ブランドや店舗の世界観を細部まで表現できる。これが、モールテックスが“デザイン性にこだわる店舗”から支持される大きな理由です。

モールテックス

サカンアートでは、他にも多数の施工事例を紹介しております。一般住宅のデスクやカフェやショップのカウンターなど、さまざまなタイプの事例も検索ができますので、ぜひご覧ください。

魅力④:施工自由度が高い!どこにでも使える

モールテックスの魅力のひとつが、施工できる場所の広さです。左官材というと「壁だけ」「床だけ」といった制約をイメージしがちですが、モールテックスはまったく違います。

この素材は、木材・石膏ボード・タイル・金属・コンクリートなど、あらゆる下地に施工可能で、屋内外を問わずさまざまなシーンに対応できます。

モールテックス

また、シームレスに仕上げられるという特性上、「目地がない=掃除がしやすい」「ゴミや汚れがたまりにくい」という実用面でも優れており、デザイン性と利便性を両立した内装を目指す店舗にはうってつけの素材です。

「どこにでも塗れて、どこでも美しい」これほど使い勝手がよく、自由に表現できる素材は、実はそう多くありません。

モールテックス シームレス

カウンター・壁・床…用途の広さに注目

モールテックスが活躍するのは、単なる“壁材”としてだけではありません。実際の店舗設計では、次のような場所にも多く使われています。

  • カウンター天板:汚れやすく、目立つ場所でも耐水性と高級感を両立
     
  • 壁面装飾:視線の集まるポイントに質感のある素材感で印象アップ
     
  • フロア全体:重たい什器や人の出入りが多い場所でも傷みにくい
     
  • 洗面台やトイレまわり:シームレス施工で衛生的かつスタイリッシュ
     
  • 什器や家具の表面:店舗什器のトーンを統一できる
     

このように、使える場所の自由度が高いことは、そのまま“デザインの幅”につながります。

モールテックス

「既製品ではできない空間演出をしたい」「施工範囲の制限をなくしたい」そんな店舗デザインの理想を叶えてくれるのが、モールテックスの大きな強みです。

モールテックス

サカンアートでは無料サンプル請求もできるので、注文前に品質や質感などを確認できる点も魅力です。サンプルには、施工例などが掲載されたカタログも同封されており、読み込めばモールテックスのことを深く理解できます。ぜひチェックしてみてください!

魅力⑤:他店と差がつく印象的な空間に

競合店がひしめく今の時代、ただ商品やサービスが良いだけでは、お客様の記憶に残ることは難しくなっています。
そんな中で重要視されているのが、「店舗デザインによるブランド体験」です。

モールテックスは、まさにその体験価値を高めてくれる素材です。
一見シンプルながらも、質感・色合い・手仕事の温もりが調和した表情を持ち、訪れた人の五感に訴えかける内装を実現できます。

モールテックス 店舗

たとえば、コンクリート調の無機質な壁と、同素材で仕上げられた什器がつくり出す一体感。それは、まるで「空間そのものがコンセプトを語る」ような演出を可能にします。
こうした空間は、“どこかで見た内装”ではなく、“あの店ならではの雰囲気”として、記憶に残りやすくなるのです。

他の素材では難しい“質感のデザイン”ができるモールテックスは、差別化を重視する店舗デザインにおいて大きな武器になります。単なる装飾ではなく、“ブランドの価値を伝えるメディア”として空間を機能させたい。そんな想いに応えてくれる素材です。

モールテックス 店舗

SNS映えも◎!ブランドイメージの向上に

いまやお客様の多くが、店舗を訪れる前にSNSや口コミをチェックしています。
その中で「内装が素敵だった」「写真を撮りたくなるお店だった」という感想があると、それが来店のきっかけになることも少なくありません。

モールテックスを使った空間は、その質感や色味の美しさが写真にも映えやすく、実際にSNS上での投稿率が高いという声もあります。

モールテックス カウンター

実際にモールテックスを見てみたい方は、ぜひサカンアートのショールームにお越しください!

愛知県東京都大阪府にショールームがございます。実際の商品や展示物をご覧いただけますので、ぜひお気軽にご来店ください。

モールテックス ショールーム

実際の施工事例で見るモールテックスの魅力

どんなに優れた素材でも、実際に使った事例を見ることで初めてイメージが湧いてきますよね。ここでは、実際のモールテックス施工事例をご紹介しながら、魅力をよりリアルにお伝えします。

【事例紹介】ショップ内の雰囲気に合わせたモールテックス施工(香川県・ヤエワークス様)

モールテックス

ヤエワークス様の店舗では、コンクリート打ち放しの壁に合わせて、床や商品棚までモールテックスで統一施工されています。
カラーはBM68というモルタル色で、コンクリート風の無機質さを生かしながらも、照明や商品のレイアウトと調和し、あたたかみのある空間に仕上がっているのが特徴です。

特に注目したいのが、蛇口まわりなどの水場にもモールテックスが使われている点
これは、防水性・耐久性に優れているからこそできる使い方で、店舗においては“デザインと機能の両立”がしっかりと叶えられている好例といえるでしょう。


 

⇩⇩もっと見たいサカンアートの施工事例はこちら⇩⇩

まとめ:モールテックスで店舗に"質感"という価値を

店舗の内装デザインは、お客様に与える第一印象を大きく左右します。
中でも、素材選びは空間全体の雰囲気やブランドイメージを形づくる“土台”となる重要な要素です。

今回ご紹介したモールテックスは、ただの仕上げ材ではなく、空間そのものの質感や存在感を高めてくれる左官材です。
薄塗りなのに高耐久、防水性があり、床やカウンター、水回りなどあらゆる場所に施工可能。さらに、色やテクスチャーの自由度が高く、空間に深みと統一感をもたらします。

モールテックス

特に店舗においては、「差別化されたデザインを作りたい」「長く使えて、メンテナンスもしやすい素材がいい」「SNS映えする印象的な空間を作りたい」といった要望が年々増えています。

そんなニーズに、モールテックスはデザイン性と機能性の両面から応えることができる素材です。

モールテックス 店舗

また、実際の施工事例を見ても、導入された店舗はどこも「世界観のある空間」に仕上がっており、訪れるお客様の印象にも強く残っています。
空間づくりを通じてブランド価値を高めたいと考えている方にこそ、一度モールテックスを検討してみていただきたいです。

モールテックス

あなたのお店が「なんか雰囲気いいよね」と言われるような、“質感のある空間”になるために。モールテックスは、その第一歩を支える強力な選択肢になるはずです。

ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください!

監修者からのメッセージ

監修者
監修者:毛受 進(2級建築士/1級土木施工管理技士)
サカンアートでは「世界の優れた左官材料の提供を通じて、日本の住環境をより豊かにする」事を目的としております。
左官でしか表現できない「おしゃれでありながらも居心地のいい空間づくり」。そんな左官材料を世界から日本に提供することでより豊かな住環境づくりのお手伝いができる存在となって参ります。
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