保護材 BIPURビピュール M(マット)艶無し 1kgセット
¥22,000
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モールテックスは、ベルギーBEAL社が開発した2〜3mmの薄塗りで仕上がる左官建築材料です。高い意匠性と防水性・耐久性を兼ね備え、オフィス・商業施設・飲食店・ホテルなどの内装で採用が広がっています。
一方で、保護材を適切に選定・施工しないと、油分や水分によるシミ・汚れ・経年劣化が発生するという落とし穴があります。とくに不特定多数が利用する法人空間では、「美観の維持」「清掃のしやすさ」「長期運用でのコスト」が採用判断を左右します。
サカンアートは創業65年、モールテックスの正規輸入・販売から法人施工のコーディネートまで一貫して手がけてきました。本記事では、総務・施設管理のご担当者、設計事務所・施工会社、そして経営層それぞれの視点で、保護材の役割と法人内装で失敗しない仕様判断を実務目線で解説します。

【今回の記事のポイント】
✔︎モールテックスに保護材が必要な理由と、汚れ防止の仕組みがわかる
✔︎「汚れ防止」と保護材(浸透系・造膜系)の関係性がわかる
✔︎オフィス・飲食店・水回りなど法人空間で失敗しない仕様判断ができる
更新:2026/7/14
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モールテックスは、ベルギーのBEAL社が製造するセメント系の左官仕上げ材です。わずか2〜3mmの薄塗りで施工でき、既存の壁・天板・什器などの上からも仕上げられるのが特徴です。
最大の魅力は、目地のないシームレスな意匠と高い防水性・耐久性の両立にあります。コンクリートのような無機質な質感からマットで滑らかな表情まで、色は無限に調整でき、テーブル天板・キッチン・洗面台・壁面・店舗什器と幅広い用途に対応します。
基礎知識やカラーバリエーションはモールテックスの基礎知識・カラーチャートでも詳しく解説しています。ただし、その性能を長期にわたって保つうえで欠かせないのが「保護材」です。次章から、その役割を掘り下げます。

保護材は、汚れの侵入を防ぎ美観を維持するためにあります。
よくお客様から勘違いされるのですが、保護材自体に防水効果はあまりありません。防水性はモールテックスの層そのものにあるため、保護材を使っても使わなくても防水面では大きな違いは出ません。
ただし保護材がないと、汚れが付いたときに内部まで浸透して取れなくなる場合があります。不特定多数が利用する法人空間では、この“汚れの取れなさ”が美観と清掃コストに直結するため、保護材の選定は運用計画の一部として考える必要があります。
保護材は大きく「浸透系」と「造膜系」に分かれ、それぞれ質感とメンテナンス性が異なります。
浸透系は、モールテックスの手触りや見た目の質感が変わらないのがメリットです。素材本来の風合いを生かしたい空間に向きます。一方、時間の経過とともに効果が薄れるため定期的なメンテナンスが必要で、ある日突然汚れが付きやすくなるケースもあります。
造膜系は、表面に膜を作ることでメンテナンスの手間が少ないのがメリットです。反面、ニス系のトップを塗ったような質感になり、素材本来の手触りは変わります。長期運用・省管理を優先する法人空間では造膜系が選ばれる場面が多くなります。
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モールテックスの表面に汚れが定着する主な原因は、油分・水分・手垢・洗剤成分が未保護の面に浸透することです。セメント系素材は微細な多孔質構造を持つため、保護されていない状態では液体が内部に染み込みやすくなります。
たとえばキッチンでは油汚れが付きやすく、未保護のままだと油染みが残ります。洗面台や浴室などの水回りでは、モールテックスに防水性はあっても湿気は通す性質があるため、保護材で膜を作らないと下地側へ湿気が及ぶことがあります。
また、日常清掃で使う洗剤成分や手垢の蓄積も、無保護面では汚れの固着を早めます。「どこで・何に触れる面か」を用途ごとに見極め、適した保護材を選ぶことが、汚れトラブルを未然に防ぐ最大のポイントです。
法人空間では、施設の用途によって最適な保護材が変わります。まずは用途別の適性を一覧で確認してください。
| ポリタン | ポリタン+ワックス | フィニッシュSA | フィニッシュSA+ワックス | オイルOH | オイルOH+ワックス | ビピュール | ビピュール+ワックス | レペルオイル | レペルオイル+ワックス | ワックス | |
| 床(公共施設) | 〇 | 〇 | 〇 | ||||||||
| 床(私有施設) | 〇 | 〇 | 〇 | ||||||||
| 階段 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |||||||
| 水場(浴室やプールなど) | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ||||
| 水周り(洗面台など) | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ||
| 意匠性のみ(壁や什器) | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| 外部 | 〇 |
基本的にはこの表を目安に選べば問題ありません。以下、法人利用で特に相談の多いケースを整理します。
水回り(洗面台・浴室)=ビピュール(造膜系)
ホテルや店舗の洗面台で人気の用途です。ビピュールは膜を作るため質感は変わりますが、水回りには最も適した保護材です。モールテックスは防水性があっても湿気は通すため、膜で湿気をブロックすることで下地への影響を抑えられます。念のため下地は伸縮しない材を選ぶのが安全です。なお同じ造膜系のポリタンは、熱湯や冷水がかかる場所では不具合の恐れがあるため水回りには推奨しません。
キッチン・厨房=オイルOH(浸透系)
飲食店の厨房やオフィスの給湯まわりなど、油汚れが避けられない場所にはオイルOHが適します。植物性油を主成分とし、塗ると濡れ色に固定されるため色は濃くなりますが、油がはねても染みが目立ちにくくなります。濡れ色を避けたい場合はレペルオイルやビピュールも選択肢ですが、レペルオイルは定期メンテナンスが前提、ビピュールは油が膜を貫通すると修復が難しい点に注意が必要です。
屋外(外構・ファサード)=レペルオイルのみ
オフィスやホテルのエントランスなど外部で使う場合、使用できる保護材はレペルオイルだけです。他の保護材は紫外線で黄変する可能性があるため、外部=レペルオイルと覚えておきましょう。

このように、同じモールテックスでも「飲食店・オフィス・ホテル・外構」で必要な保護仕様は異なります。定期メンテナンスの頻度や運用ルールも含めて、採用前に用途条件を整理しておくことが失敗回避につながります。
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モールテックスを検討する際、タイルや塗装、人工大理石といった他の仕上げ材と比較されることがよくあります。保護・メンテナンス性の観点で違いを整理します。
| 仕上げ材 | 意匠性 | 目地 | 汚れ・メンテナンス性 |
| モールテックス | 無限の色・質感、シームレス | なし | 保護材選定で汚れ防止。用途別に最適化可能 |
| タイル | 素材感は豊富だが割付が出る | 目地あり(汚れ・カビの起点) | 目地の清掃・打ち替えが必要 |
| 塗装(塗料仕上げ) | 色は自由だが平滑で無機質 | なし | 傷・剥離が起きやすく再塗装が必要 |
| 人工大理石 | 均質で高級感 | 継ぎ目が出やすい | 熱・傷に弱く部分補修が難しい |
最大の違いは、モールテックスは目地のないシームレス仕上げである点です。タイルのように目地に汚れやカビが溜まる起点がなく、清掃性の面で法人空間に適しています。また塗装と違い2〜3mmの左官層そのものに耐久性があり、保護材を用途に合わせて選ぶことで「意匠性」と「汚れ防止・清掃性」を両立できるのが強みです。
一方で、モールテックスの性能は適切な保護材の選定と施工品質に大きく左右されます。素材選びと同じくらい、どこに・誰が施工するかが仕上がりと耐用年数を決めるといっても過言ではありません。

モールテックスは、2〜3mmの薄塗りでシームレスな意匠と高い防水性・耐久性を実現するベルギーBEAL社製の左官材です。ただしその性能を長く保つには、保護材の選定が前提になります。保護材は防水のためではなく「汚れの侵入を防ぎ、美観と清掃性を維持する」ためのものであり、浸透系・造膜系それぞれの特性を理解した仕様設計が欠かせません。
とくに法人内装では、水回りにはビピュール、油汚れの多い場所にはオイルOH、外部にはレペルオイルと、用途ごとに最適な保護仕様が変わります。タイルのような目地がなく清掃性に優れる一方で、仕上がりと耐用年数は保護材の選定と施工品質に大きく左右されます。
サカンアートは創業65年、モールテックスの正規輸入から法人施工のコーディネートまで一貫して手がけてきました。ショールームでは水回りを含む実物の仕上がりをご確認いただけます。「自社の施設ではどの保護仕様が最適か」を検討中の総務・設計・施工・経営のご担当者は、ぜひお気軽にご相談ください。
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サカンアートは、モールテックスの正規輸入・販売に加え、法人内装の仕様提案・施工コーディネート・サンプル提供・施工講習会までワンストップで対応しています。用途(オフィス・飲食店・ホテル・水回り・外構)ごとに最適な保護材と施工方法をご提案し、ショールームでは水回りを含む実物の仕上がりをご確認いただけます。
「どの保護仕様が自社の施設に合うか」という初期のご相談から、サンプルでの質感確認、施工店のコーディネート、さらにはプロ向けの施工講習会まで、法人内装のご担当者・設計事務所・施工会社を一気通貫でサポートします。まずはお気軽にご相談ください。
【監修】サカンアート(創業65年/BEAL社モールテックス正規輸入・販売)
左官建築材料の輸入・販売から法人施工のコーディネートまで一貫対応。ショールームで水回りを含む実物仕上がりを公開し、モールテックス施工講習会も定期開催しています。
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