モールテックスのメリット・デメリット徹底解説!洗面台への使用はやめたほうがいい?

モールテックス洗面台のデメリット?

「モールテックスの洗面台はおしゃれだけど、デメリットも多いと聞く。本当に採用して大丈夫なのだろうか?」このように悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

モールテックスは家の中でも外でも施工でき、スタイリッシュなデザインと高い防水性が魅力ですが、一方で施工費用が高い・ひび割れのリスクがある・メンテナンスが必要といったデメリットもあります。後悔しないためには、モールテックスの特性をしっかり理解し、自分のライフスタイルに合っているか慎重に判断することが重要です。

この記事では、モールテックス洗面台のメリット3つ・デメリット3つをわかりやすく解説し、どんな人に向いているのか、また向いていないのかを詳しく説明します。導入を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。

モールテックス 洗面台

【今回の記事のポイント】
✔︎モールテックス洗面台のメリットがわかる
✔︎モールテックス洗面台のデメリットがわかる
✔︎どんな人に向いてるか?向いていないのか?を詳しく解説

初稿:2025/2/24

《目次》

モールテックスとは?洗面台に使う理由

モールテックスは、ベルギーの会社「BEAL社」発の左官材で、薄塗りでも高い耐久性を持つ特殊な素材です。コンクリートのような質感を持ちながら、柔軟性と防水性を兼ね備えているため、キッチンや洗面台などの水回りなど家づくりの様々なところに採用されています。

標準のモルタルとは違い、ひび割れしにくく、標準だけでも64色から選べるなど、カラーバリエーションも豊富なため、デザイン性の高い仕上がりが可能です。また、下地を選ばず施工できるため、新築だけでなくリフォームにも適しています。

次に、モールテックスの基本的な特徴と、なぜ洗面台に人気なのかについて詳しく解説します。

ベール社

モールテックスってどんな素材?

モールテックスは、ベルギーのBEAL社が開発した左官材で、セメントを主成分としながらも特殊な樹脂を含んでいるのが特徴です。一般的なモルタルと比べて柔軟性が高く、クラック(ひび割れ)も発生しにくい性質を持っています。

モールテックス 洗面台

この素材の最大の特徴は、2~3mmという薄い塗膜でも強度と防水性を確保できる点です。それに加え、木材や既存のタイルの上からでも施工可能で、自由なデザインを実現できます。また、研磨による質感調整が可能なため、光沢のあるオイル仕上げやマットに仕上げることも可能なため、好みに応じた表現ができる点も魅力の一つです。

モールテックス
モールテックスは、その高い耐久性とデザイン性から、住宅の内装だけでなく、商業施設やカフェ、飲食店のカウンターなど、幅広い用途で使用されています。その外観はおしゃれで、色や施工場所などのバリエーションも豊富です。
モールテックス

なぜモールテックスは洗面台に人気なのか?

モールテックスが洗面台に人気の理由は、大きく分けて3つあります。

  1. デザイン性の高さ
    モールテックスは、コンクリートのような無機質な質感が特徴で、モダンで洗練された空間を演出できます。色の調整ができるため、内装のイメージに合わせやすい点も魅力です。
  2. 防水性と耐久性のバランスが良い
    水を弾く性質があり、通常のモルタルよりも水に強いため、洗面台などの水回りにも適しています。また、施工する前や後にしっかりとメンテナンスをすれば長く使えるため、デザインだけでなく機能性の面でも優れています。
  3. 自由な施工が可能
    既存の洗面台の上から施工することもできるため、リフォームにも適しています。また、薄塗りで仕上げられるため、洗面台の形状や大きさに関わらず施工しやすいというメリットもあります。

これらの理由から、モールテックスは「デザイン性と実用性を兼ね備えた素材」として、多くの人に選ばれています。

モールテックス ミダスメタル
サカンアートでは、実際にモールテックスを確認することができるサンプル請求を実施しています。好みが変わってしまって、あまり気に入っていない家具などもモールテックスを使用することで見違える印象となるかもしれません。同封されたカタログには施工事例商品紹介のページがございます。ぜひ参考にしていただきながら、モールテックスの質感をご体感ください。

モールテックス洗面台のメリット3つ!

モールテックス洗面台は、そのスタイリッシュなデザインや優れた機能性から人気があります。特に、以下の3つのメリットが評価されています。

  • デザイン性が高く、おしゃれな仕上がりになる
  • 防水性があり、水回りでも安心して使える
  • 耐久性が高く、長期間使用できる

それぞれのメリットについて詳しく解説します。

モールテックス

① デザイン性が高く、おしゃれな仕上がりになる

モールテックスは、コンクリート調の無機質な質感が特徴で、シンプルで洗練されたデザインを演出できます。グレー系のカラーが人気ですが、顔料を混ぜることで好みの色を再現できるため、インテリアの雰囲気に合わせた仕上げが可能です。

また、塗り方や研磨の仕上げによって、マットな質感や光沢感のある仕上がりなど、自由な表現ができるのも大きな魅力です。既製品の洗面台とは異なり、オーダーメイド感覚で個性的なデザインを楽しめるため、インテリアにこだわりたい人に適しています。

このように、モールテックスは見た目がきれいで自由度が高いことから、デザイン性を重視する人に支持されています。

モールテックス

② 防水性があり、水回りでも安心して使える

モールテックスは、高い防水性能を持つため、洗面台などの水回りに適した素材です。表面が樹脂でコーティングされているため、水をしっかり弾き、カビや腐食のリスクを軽減できます。通常のモルタルは水を吸収しやすく、経年劣化でひび割れしやすいという欠点がありますが、モールテックスは特殊な成分が含まれているため、水に強く、長期間美しい状態を維持できます。

ただし、施工時に適切なコーティングを施すことが重要で、定期的なメンテナンスを行うことで防水効果をより長持ちさせることが可能です。

この特性により、モールテックスはおしゃれなデザインと実用性を兼ね備えた洗面台の素材として選ばれています。

モールテックス

③ 耐久性が高く、長期間使用できる

モールテックスは、2~3mmの薄塗りでも非常に高い強度を持ち、耐久性に優れています。モルタルやコンクリートと比べるとひび割れしにくく、適切に施工すれば長期間使用できるのが特徴です。

また、硬度が高いため、日常的な使用による傷や衝撃にも強く、洗面台のような頻繁に使う場所でも安心して使用できます。一般的な洗面台の素材と比べても、頑丈でメンテナンスしやすい点が評価されています。

ただし、施工不良やメンテナンスを怠ると、表面の劣化が早まることがあるため、適切なケアが必要です。それでも、デザイン性と機能性の両方を兼ね備えた素材として、多くの人に選ばれています。

モールテックス 洗面台

ご自宅やオフィスの洗面台にモールテックスを施工して、スタイリッシュな空間づくりをしませんか?

オーダーはインターネット・お電話・FAXにて対応いたします。配送や送料、お届けに関する納期など詳しい購入方法については「ご購入ガイド」をご覧ください。

また、無料お見積もりもございますので、ぜひお気軽にご相談ください!

モールテックス洗面台のデメリット3つ

モールテックス洗面台には多くの魅力がありますが、一方でデメリットもあります。導入後に後悔しないためには、事前に欠点を理解しておくことが大切です。

特に注意すべきデメリットは以下の3つです。

  • 施工費用が高く、コストがかかる
  • ひび割れのリスクがある
  • メンテナンスが必須で、手間がかかる

これらのデメリットについて詳しく解説します。

モールテックス

① 施工費用が高く、コストがかかる

モールテックス洗面台は、一般的な洗面台と比べて施工費用が高くなりがちです。理由として、特殊な施工技術が必要で、対応できる職人が限られていることが挙げられます。

また、モールテックスは1回塗るだけではなく、下地処理・塗装・研磨・仕上げコーティングといった複数の工程が必要です。そのため、工期も長くなり、人件費や材料費がかさみます。

洗面台のサイズやデザインによって異なりますが、モールテックス仕上げの洗面台は、一般的なユニット洗面台よりも費用が1.5~2倍以上になることが多いです。コストを抑えたい場合は、施工範囲を限定するなどの工夫が必要です。

モールテックス 洗面台

② ひび割れのリスクがある

モールテックスはひび割れしにくい素材ですが、完全に割れないわけではありません。特に、下地が適切に処理されていない場合や、構造的な動きが大きい場所では、ひび割れや剥がれが発生することがあります。

また、洗面台の角や端の部分は、特にひびが入りやすい箇所です。施工時にファイバーメッシュなどで補強することでリスクを軽減できますが、それでも絶対に防げるわけではありません。

ひび割れを最小限に抑えるためには、施工業者の選定が重要です。モールテックスの施工実績が豊富な業者に依頼し、適切な下地処理を施してもらうことで、長く美しい状態を維持できます。

モールテックス 施工

③ メンテナンスが必須で、手間がかかる

モールテックスは防水性がありますが、放置するとシミや汚れがつきやすく、長期間使うためには定期的なメンテナンスが必要です。

特に、水垢や石鹸カスが付着しやすい洗面台では、撥水コーティングを定期的に塗り直すことで劣化を防ぐことができます。また、汚れを落とす際には、強い洗剤や研磨剤を使うと表面が傷む可能性があるため、専用のクリーナーを使うことが推奨されています。

さらに、施工直後は完全に硬化するまで時間がかかるため、最初の数週間は水をできるだけ控えることが望ましいです。こうした細かなケアが必要な点を理解した上で、導入を検討することが重要です。

モールテックス 洗面台
サカンアートでは、モールテックスをはじめ、ビールストーンなど多数の商品を取り揃えております。商品に関するご質問はもちろん、納期や送料などご購入に関することもお気軽にお問い合わせください!

モールテックス洗面台の判断ポイント

モールテックス洗面台には、デザイン性や耐久性などの魅力がある一方で、施工費用の高さやメンテナンスの手間といったデメリットもあります。そのため、自分のライフスタイルや求める機能に合っているかを判断することが重要です。

ここでは、モールテックス洗面台が向いている人・向いていない人の特徴を整理し、さらに他の洗面台素材との比較を通じて、最適な選択ができるように解説します。

メリット デメリット

こんな人にはおすすめできる!

モールテックス洗面台は、以下のような人におすすめです。

  • デザイン性を重視し、スタイリッシュな空間を作りたい人
    • コンクリート調の質感やモダンなインテリアが好きな人に最適。
  • メンテナンスをこまめに行うのが苦にならない人
    • 汚れや水垢を定期的に掃除し、コーティングの塗り直しもできる人なら長く美しく使える。
  • オーダーメイドの洗面台を作りたい人
    • 既製品ではなく、サイズやカラーを自由にカスタマイズしたい場合に適している。

モールテックスは、デザイン性を優先し、定期的なメンテナンスを行うことで長く愛用できる素材です。

モールテックス 洗面台

こんな人には向いていないかも…

モールテックス洗面台は、以下のような人にはあまり向いていません。

  • なるべく手間をかけずに使いたい人
    • 定期的なコーティングや掃除が必要なため、手入れの手間を省きたい人には向かない。
  • 予算を抑えて洗面台を作りたい人
    • 施工費用が一般的な洗面台よりも高くなりやすいため、コスト重視の人には不向き。
  • ひび割れや経年劣化を気にする人
    • 下地処理が不十分だとひび割れが発生する可能性があり、完璧な耐久性を求める人には適していない。

モールテックスは美しさや質感にこだわる人には魅力的な素材ですが、メンテナンスが面倒な人やコストを抑えたい人には別の選択肢を検討するのが賢明です。

モールテックス 洗面台

他の洗面台素材(タイル・人工大理石・ステンレス)との比較

モールテックス以外にも、洗面台にはさまざまな素材があります。それぞれの特徴を比較し、自分に合ったものを選ぶことが大切です。

素材

メリット

デメリット

モールテックス

デザイン性が高く、自由な仕上げが可能

施工費用が高く、ひび割れのリスクあり

タイル

カラーバリエーションが豊富で耐久性がある

目地の掃除が必要で、汚れが溜まりやすい

人工大理石

汚れが付きにくく、お手入れが簡単

高温や傷に弱く、経年劣化で黄ばむことがある

ステンレス

耐久性が高く、水に強い

指紋や水垢が目立ちやすい

モールテックスはデザイン性の高さが魅力ですが、メンテナンスの手間や施工費用の高さがデメリットになります。実用性を重視する場合は、他の素材も検討するとよいでしょう。

モールテックス洗面台の長持ちのコツ

モールテックス洗面台は、美しいデザインと高い耐久性を持っていますが、長く快適に使うためには適切なメンテナンスが必要です。特に、汚れや水垢の予防、ひび割れの防止、定期的な保護処理が重要になります。

適切なケアを行うことで、モールテックスの美しい仕上がりを維持し、劣化を防ぐことができます。ここでは、モールテックス洗面台を長持ちさせるための具体的な方法を解説します。

モールテックス

汚れを防ぐためのコーティングの選び方

モールテックスの表面は防水性がありますが、長期間使用すると水垢や汚れが付着しやすくなります。そのため、専用の保護コーティングを施すことで、汚れを防ぎ、洗面台を長持ちさせることができます。

一般的に、モールテックスには以下のようなコーティングが使用されます。

  • 撥水コーティング:水を弾きやすくし、水垢の付着を軽減する
  • 防汚コーティング:油汚れや石鹸カスの吸収を防ぐ
  • ワックス仕上げ:表面を滑らかにし、汚れを落としやすくする

コーティングは定期的に塗り直す必要がありますが、半年~1年に1回のメンテナンスで十分に効果を維持できます。


 
モールテックス 保護材

ひび割れを防ぐための注意点

モールテックスは比較的ひび割れに強い素材ですが、完全に防げるわけではありません。特に、施工時の下地処理が不十分な場合や、洗面台に強い衝撃を与えた場合に、ひびが入るリスクがあります。

ひび割れを防ぐためのポイントは以下の通りです。

  • 施工業者を慎重に選ぶ:経験豊富な職人に施工を依頼することで、適切な下地処理が施され、ひび割れのリスクを最小限に抑えられる。
  • 急激な温度変化を避ける:熱湯を直接流すと、温度差でひび割れが発生することがあるため注意が必要。
  • 角やエッジ部分に負荷をかけない:モールテックスは端の部分が特にひび割れしやすいため、物をぶつけないように気をつける。

定期的に表面の状態を確認し、小さなひびが入った場合は早めに補修することで、大きなダメージを防ぐことができます。


 
モールテックス 洗面台

長く使うための定期メンテナンス方法

モールテックス洗面台を長く美しく使うためには、日々の簡単なお手入れと定期的なメンテナンスが必要です。

◆日常的なお手入れ

  • 柔らかい布やスポンジで拭き取る:強くこすらず、優しく汚れを落とす。
  • 中性洗剤を使用:強い洗剤や研磨剤は表面を傷めるため、避ける。
  • 水滴を残さない:使用後に水滴を拭き取ることで、水垢やカビの発生を防ぐ。

◆定期的なメンテナンス(半年~1年ごと)

  • 専用の保護剤を塗布:撥水コーティングやワックスを定期的に塗り直す。
  • ひび割れや剥がれのチェック:小さなひびが見つかったら、早めに補修する。
  • 目立つ汚れは専用クリーナーで落とす:モールテックス専用のクリーナーを使うことで、表面を傷めずに清掃できる。

適切なメンテナンスを行うことで、モールテックスの質感と美しさを長期間維持できます。

モールテックス 防水

モールテックスはテーブルや床・壁はもちろんのこと、外壁や家具にも採用されるなど、多種多様に施工することが可能です。コンクリートとは異なり、耐久性・耐水性、そしてひび割れなどの心配も少ないです。

モールテックスが初めての方には【お試しセット】がおすすめです!モールテックスに必要な材料が一式セットになっているので、初めて扱うという業者様にもお勧めしております。

また、モールテックスの施工についてわかる講習会も実施しておりますので、実際の施工方法をご覧になりたいという方は講習会を受講ください。

モールテックス洗面台を活用しよう!

モールテックス洗面台は、デザイン性の高さや防水性、耐久性といったメリットがある一方で、施工費用の高さやメンテナンスの手間、ひび割れのリスクといったデメリットもあります。特に、コストを抑えたい人や手入れの手間をかけたくない人には向いていないかもしれません。

しかし、適切な施工と定期的なメンテナンスを行えば、美しさと機能性を長く維持することができます。洗練されたデザインを求める人や、自分だけのオリジナルな空間を作りたい人にとっては、非常に魅力的な選択肢となるでしょう。

モールテックス 洗面台

モールテックス洗面台を検討する際は、メリットとデメリットをしっかり理解し、自分のライフスタイルや予算に合っているかを慎重に判断することが大切です。後悔しないためにも、施工業者の選定やメンテナンスの方法について事前にしっかり調べておくと安心です。

サカンアートでは、モールテックス商品を積極的に採用し、巧みな技術で美しい左官を行ってくれる施工店様をご紹介しています。

MORTEX,BEALSTONEなどの施工実績が数多くあり、知識と施工の腕を兼ね備えた全国の業者様をピックアップ施工店としてご案内しておりますので、お近くの地域でモールテックスの施工業者様を探されている方は是非ご覧ください!

監修者からのメッセージ

監修者
監修者:毛受 進(2級建築士/1級土木施工管理技士)
サカンアートでは「世界の優れた左官材料の提供を通じて、日本の住環境をより豊かにする」事を目的としております。
左官でしか表現できない「おしゃれでありながらも居心地のいい空間づくり」。そんな左官材料を世界から日本に提供することでより豊かな住環境づくりのお手伝いができる存在となって参ります。
最終更新日: