モールテックスでラウンドテーブルを変身させよう

モールテックスでラウンドテーブルを変身させよう

モールテックス ラウンドテーブル

優れた左官材料であるモールテックスは、様々な活用法があります。その一つが、ラウンドテーブルの天板の材料にすることです。今回の記事では、その特徴の解説やモールテックスでできたラウンドテーブルが持つ魅力の紹介などをしていきます。

【今回の記事のポイント】
✔︎モールテックスの特徴がわかる
✔︎モールテックスの施工方法や購入方法がわかる

更新日:2023/7/19
初稿:2023/6/12

《目次》
モールテックスの特徴について
モールテックスをラウンドテーブルの天板に使う
モールテックスの施工方法
モールテックスの購入方法
モールテックスでラウンドテーブルをおしゃれに

モールテックスの特徴について

モールテックスとは、ベルギーのBEAL社が開発をした左官材料のことです。主原料は水硬性石灰やセメントをメインとし、20数種類の鉱物が複雑に入り混じった主材と、その初期接着を助ける樹脂である混和液で構成されています。塗料とは違うものですから混同しないように注意しましょう。

BEAL International
モールテックスは、防水性がありますが湿気は通すため、下地に保証の取れる防水材を組み合わせることで複合防水となり、より防水性を高めることができます。
モールテックス 防水
さらに表面圧縮強度がコンクリートの1.5倍もありますし、セメントを大きく上回る柔軟性も兼ね備えているので、耐久性についても極めて高いと言えるでしょう。防水性・耐久性の高さから、テーブルやチェアなどのインテリアを始め、キッチンや玄関の床などにも幅広く使用されています。
モールテックス 玄関 キッチン
モールテックスには、高い接着性能という特徴もあります。モルタル・木材・タイル・ALCパネル・金属など様々な下地に用いることができます。そのため、異なる材料で構成されているテーブルや脚、家具であっても全面の表面に施工することが可能です。テーブルレッグから天板を取り外して施工するという手間もかかりません。
モールテックス ラウンドテーブル
モールテックスは、高いデザイン性を持つ左官材料でもあります。施工がしやすく意匠仕上げを簡単にできますし、顔料の調合を変えるだけで多彩な色をつくりだせるので思い通りの色をしたデザインを演出することが可能です。例えば、お店のロゴなどを表面に付け加えることができますし、タイルや金属の下地を、木材風の見た目にして北欧の家具のようなデザインに近づけるのも、モールテックスであれば難しいことではありません。
モールテックス 
モールテックスは基本色が64色あり、カラーバリエーションがとても豊富です。たくさんの種類から選ぶことができるので、きっとお気に入りの色を見つけられると思います。ぜひカラーチャートをチェックしてみてください。

⇩⇩モールテックスのカラーチャートを見る⇩⇩

モールテックスをラウンドテーブルの天板に使う

モールテックスは、家の壁や床だけでなくラウンドテーブル(丸テーブル)の天板に塗ることも可能です。ラウンドテーブルの天板にモールテックスを塗るメリットは、まず優れたデザイン性を演出できることにあります。下地となる素材の色が気に入らなければ、好きな色のモールテックスで表面を施工することで印象が格段に良くなるでしょう。場合によっては、グラデーションのように色の変化をつけるなどのおしゃれな使い方もできます。世界に一つだけのオリジナルなラウンドテーブルを作り出すことも可能です。
モールテックス ラウンドテーブル
モールテックスは高い耐久性があることも、ラウンドテーブルの天板に向いている点です。天板の上は、カップやお皿が置かれることもありますし、パソコンや筆記用具を用いて作業をすることもあります。日常的に様々なことに使用されるので、耐久性が高くなければ簡単に傷がついてしまうでしょう。
テーブル ラウンド 日常
モールテックスのように耐久性の高い左官材料を表面に施工しておけば、天板の上で物を置いたり作業をしたりしても傷がつきにくくなるので安心です。また、保護材で表面を覆うことで、飲食物がこぼれたとしても汚れが染み込みにくくなりますので、飲食店にもおすすめです。

⇩⇩飲食店の施工事例はこちら⇩⇩

長年使ってきたラウンドテーブルに愛着があるけれども、古ぼけた見た目をなんとかしたいというときにモールテックスは最適な左官材料です。DIYであれば経験と技術を持った職人ではなく素人が作業をすることになりますが、サイズが小さいタイプのラウンドテーブルやサイドテーブルなどの天板ならば施工面積が少なく、かつ建物の壁や床のように強度や防水性を高める難しい作業は必要ないので挑戦しやすいかもしれません。モールテックスの詳細やご不明な点ついては、お気軽にお問い合わせください!

モールテックスの施工方法

ラウンドテーブルの天板にモールテックスを施工する場合、最初にすることは下地処理です。モールテックスはひび割れに強い左官材料ではありますが、もしひび割れが発生してしまった場合には、その部分だけを塗りなおすことはできないのでモールテックスを剥がしてまた一からやり直すことになるでしょう。そういったリスクをできるだけ抑えるためにも、下地処理は重要です。継ぎ目やネジ穴などは、パテなどで埋めておけば滑らか表面になるので下地処理がしやすくなります

⇩⇩モールテックスのプライマーはこちら⇩⇩

塗り残しの無いよう下地材を塗った後は、乾燥まで待ちます。下地材は、表面が乾いていても中までは完全に乾いていないことがあるので注意しなければいけません。乾燥までにかかる時間は、下地材を塗るときの気温などによっても変わりますが、8時間以上待ちましょう。下地材が完全に乾いたら、モールテックスを塗ります。モールテックスは混和液と混ぜて使える状態にし、3回にわたって塗っていきます。コテを使い、1,2回目は1mm程度の厚さ、3回目は0.5mmの厚さとなるようにしましょう。
モールテックス 施工

モールテックスは、テクニカルレイヤーと呼ばれる1mm~1.5mmの層を2日に渡って塗り、最後に仕上げ塗をして施工していきます。

簡単に書いていますが、乾きの早い薄塗の左官材料なのでこの工程が非常に難しいです。

詳しい施工方法は定期開催の講習会などで説明させていただいております。

モールテックス 研磨

モールテックスを塗り終わったら、48時間の乾燥期間を持った後研磨と水洗いをして、最後に表面を保護する保護材を塗ります。保護材と言えばオイルやワックス等が挙げられますが、モールテックス専用の保護材を使用することでツヤの出方や質感の残り方など、より良い状態をキープいただけます。使用する環境や望む仕上がりを考慮して選びましょう。保護材もモールテックス同様に複数回塗り重ねていくことで、仕上がりが良くなります。塗り重ねる回数や乾く時間も保護材によって変わるので、メンテナンスの際にも表記をよく読みましょう。

⇩⇩モールテックス保護材はこちら⇩⇩

モールテックスの仕様や施工方法をもっと詳しく知りたい!という方にオススメなのが、オンライン説明会です。モールテックスの商品特性、実際の施工の流れについてZOOMを使用してご説明させていただきます。モールテックスをご検討の方は、ぜひご参加ください!

モールテックスの購入方法

ラウンドテーブルの天板を美しく加工できるモールテックスは、国内正規代理店のサカンアートで購入できます。サカンアートでの購入をおすすめする理由は、3年間の製品品質保証、返品・返金保証、サービスの保証という3つの保証があることです。注文前から注文後まで困ったことが起きたときには、保証の範囲であれば弊社が対応させていただきます。

⇩⇩モールテックス商品はこちら⇩⇩

サカンアートで注文する方法は、インターネット、電話、FAXという3つです。注文をしたら、モールテックスの型番、数量などの条件に基づく見積もりが出されます。色についてはカラーチャートを参考に選択いただくとスムーズです。カラーチャートには、64色の標準色が用意されておりますので、見積の際はお好きなカラーの色番号をご連絡ください。

※モールテックスは主に天然の素材からできているため、湿度や温度によって多少色がぶれる場合がございます。

また、無料サンプル請求もできるので、品質や質感などを注文前に確認できる点も魅力です。サンプルには、施工事例などが掲載されたカタログも同封されており、読み込めばモールテックスのことを深く理解できます。
モールテックス 無料サンプル

※無料サンプル送付資料の例(送付内容はイメージです。)

なお、無料サンプル請求ではBM59を提供いたします。指定した色のサンプルをお求めの方は有料サンプルをご利用ください。見積もりの内容を確認して、価格等に納得いただけましたら正式な発注となります。ご入金確認後、即日〜翌営業日以内に商品を発送致します。送料及び商品のお届け日数は配送地域により異なりますので、事前に「特定商取引法に基づく表示」や「ご購入ガイド」のご確認をおすすめします。

サンプル 画像

モールテックスでラウンドテーブルをおしゃれに

モールテックスをラウンドテーブル(丸テーブル)の天板の表面に塗れば、おしゃれな見た目に生まれ変わります。モールテックスは色や意匠の工夫がしやすくDIYにも最適です。ご購入はぜひ輸入左官材料の専門店サカンアートをご利用ください!モールテックスの施工方法や色の選択など、わからないことがあればお気軽に相談ください。
モールテックス テーブル

監修者からのメッセージ

監修者
監修者:毛受 進(2級建築士/1級土木施工管理技士)
サカンアートでは「世界の優れた左官材料の提供を通じて、日本の住環境をより豊かにする」事を目的としております。
左官でしか表現できない「おしゃれでありながらも居心地のいい空間づくり」。そんな左官材料を世界から日本に提供することでより豊かな住環境づくりのお手伝いができる存在となって参ります。

モールテックス商品はこちら

モールテックス関連商品はこちら

施工事例一覧

最終更新日: