オリジナルキッチンを作って理想の飲食店を始めよう
仕事をしやすいキッチンかどうかが、店の経営に影響を与えます。キッチンの重要性をよく理解しているならば、オーダーキッチンやセミオーダーキッチンに挑戦してみるのも一つの手です。
今回は、オリジナルキッチンを作ってみたいという方のために、重要なポイントの解説やおすすめの材料の紹介などをしていきます。

【今回の記事のポイント】
✓キッチンの重要さやおすすめの内装についてわかる。
✓飲食店のキッチンなどに最適な左官材料についてよくわかる。
《目次》
なぜキッチンをオーダーメイドにすると良いか
既製品の業務用キッチンで気に入った製品があっても、サイズや形状などの物理的な条件が合わなければ設置を諦めるしかありません。
また、キッチンで働く人の動きとキッチンの構造が合わなければ、作業に手間取りメニュー待ちのお客様を待たせることになります。既製品の業務キッチンだと様々な問題が生じる可能性があるならば、オーダーメイドでオーダーキッチン、あるいはセミオーダーキッチンをつくる方が良いでしょう。
オーダーメイドであれば、キッチンのサイズや形状で悩むことはありません。また、効率的に作業ができるので料理の提供がスムーズになり、お客様を待たせずに済みます。

実際に、カウンターやキッチンをモールテックスで仕上げた飲食店様からはこんな声をいただきます。
「本物感がいい!質感も本物の石みたいだし、キレイ!」
「モルタルのカウンターも使ったことがありますが、ヒビ割れとか結構メンテナンスが大変で。でもモールテックスだとそういうのがなくて済むからすごくいい。」
「家具とかインテリア、内装に合わせられるっていうのがよかったです。」
「施工してから時間が経っても味わいがあるというか、馴染むというか、良い感じです。」
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キッチンのレイアウトを考える時のポイント

キッチンをオーダーメイドするということは、レイアウトを一から考えなければいけません。
そこでレイアウトを考えるときに重要なポイントを見ていきます。まずキッチン面積と客席面積の割合を考えましょう。
キッチン面積が広くなりすぎると、作業をしやすくなっても客席が減るので利益を出しにくくなります。
逆に客席面積を広くすれば、多くの客が座れますが調理や洗い物をするのに手間取りお店が回らなくなるでしょう。
小型店の場合キッチン面積と客席面積の割合は4:6がちょうど良いとされています。大型店であれば、3:7くらいが目安です。
飲食店の敷地面積から、最適なキッチンのサイズを割り出しましょう。

例えば居酒屋のように料理人と客の会話、調理をしている様子を楽しむお店であればオープンキッチンが最適です。
それに対して高級レストランのようにキッチンの慌ただしさを客席に見せたくないお店は、キッチンと客席を明確に区切るクローズドキッチンにした方が良いでしょう。

提供する料理にあわせて、調理機器を決めていきます。例えばラーメン屋であればスープをつくるコンロやゆで麺機が必要になります。
洋食屋では、茹でたり炒めたりするためのコンロに加えて、グリルやオーブンを設置することになるでしょう。
必要な調理機器に合わせてキッチンのレイアウトを考えます。なお調理機器を決める際には、理想だけでなく現実を考慮することが重要です。
手間をかけた料理をしたいと思っても、客席が少ないお店だと回転率を上げなければ利益が出ません。店の経営を考えて提供する料理を決め、それに合わせて調理機器を決めることで無駄な出費を抑えられます。

キッチンのレイアウトを考える際に、最も重要と言えるのが動線です。
動線とは、キッチンで料理人がどのような動きをするのかということです。移動距離が長かったり、料理人同士が交差することがあれば、作業の効率が落ちてしまいます。
動線は、キッチンで何をするのか、何人の人が働くのかといったことがわかれば予測がつきます。
キッチンでの作業で考えられるのは、下ごしらえ、調理、配膳、後片付けです。それらの作業で人がどう動くのかをまとめておき、最短距離での移動できる動線、料理人同士が交差しない動線から最適なレイアウトを考えましょう。

収納スペースは棚を作るのも良いのですが、キャスター付きのシェルフやラックを設置できるスペースを用意しても良いでしょう。
キャスター付きのシェルフやラックであれば、簡単に移動できるので床や壁の掃除がしやすくなり衛生的です。
オーダーキッチンとセミオーダーキッチンの違い
サイズや形状の問題が出る心配もありません。
しかし、キッチンのことを全て考えなければいけないので、設計事務所や工務店に相談をしてから完成するまでに時間がかかります。
既製品の業務用キッチンと違い手間と材料費もかかるので、経済的な負担が増えることも無視できない点です。

異なるメーカーのパーツを組み合わせたり、既製品の業務用キッチンを加工してお店にあったサイズやデザインに仕上げたりします。
ゼロベースで作るオーダーキッチンに比べれば、手間と費用を抑えられることが魅力です。
既製品の業務用キッチンを少し変えたいとか、作業効率や個性を少し高めたい場合にはセミオーダーキッチンで対応できます。
オーダーキッチンとセミオーダーキッチンのどちらにするべきかは、時間や予算にどの程度の余裕があるのか、キッチンにどれだけのこだわりがあるのかが判断基準になります。
迷ったときには、設計事務所や工務店に相談をしたり施工例を確認したりして、納得できる結論を導き出しましょう。
オリジナルキッチンをモールテックスで作る

しかし、モールテックスは施工性が高く、多様な素材の表面に施工が可能です。
壁・床は当然のこと、カウンターやテーブルでさえもモールテックスを塗れます。同じ左官材料で対応できることは、手間が省けると同時に見た目の統一感を持たせるのにも役立ちます

食材や食器を洗うシンクに、入り口で手を洗うための洗面台、掃除をするときには床に水を撒くこともあるでしょう。
そこで防水性があるモールテックスを塗っておけば、汚れた水が壁や床に染み込むことはなく清潔な状態を保てるので安心です。
モールテックスに重ねて防水処理を施しておけば、さらに水が染み込むことを防げます。

キッチンは、人や物が慌ただしく行き交う場所です。脆い左官材料だと、摩擦や衝撃により施工箇所の表面が壊れて剥がれてしまうでしょう。
また従来の左官材料であるモルタルだと、乾燥して「ヒキ」が起きてひび割れてしまいます。
ひび割れは見た目が良くない上に、壁や床の性能を損なうので塗り直しが必要となるでしょう。
その点、モールテックスは表面強度が強く柔軟性もあるので、多少のことで剥がれたりひび割れたりはしません。

モールテックスは、顔料を使うことで簡単に調色ができます。
お店の雰囲気に合わせて、キッチンの壁や床の色を変えていけばそこで働く人の気持ちに影響を与えるでしょう。
また、施工例を見ると、モールテックスでモザイクタイルや動植物など複雑なデザインもつくりだせることがわかります。
限りない可能性を持つモールテックスは、こだわりを形にするオリジナルキッチンに相応しい左官材料です。
オリジナルキッチンの注文場所のおすすめ
日本でモールテックスの販売をしているサカンアートのWEBサイトでは、全国各地にいる施工業者を調べることができます。
お店を出す場所から施工業者を絞り込んでいけば、いくつかの候補が見つかるでしょう。
講習会というのは、日本に3人しかいない認定講師から、材料の配合から実際の作業までモールテックスを使いこなすために必要な知識・技術を学ぶ場です。
モールテックスがいくら優れた性能を持っていても、使い方を誤れば意味がありません。
講習を受けた施工業者は、モールテックスの性能を最大限まで引き出す術を習得しており、理想のオリジナルキッチンを作りたい方にとっては心強い味方となります。
例えば完全なオーダーキッチンに対応できる施工業者もいれば、セミオーダーキッチンをメインにしている施工業者もいます。
予算やキッチンへのこだわるポイントが明確であれば、それぞれの特徴から施工業者を絞り込むのも簡単です。
さらに施工例を見ると、デザイン力を確認できます。
過去に理想と近いオリジナルキッチンを作っている施工業者ならば、良い仕上がりを期待できます。
候補を絞り込んだら、最後は直に話をして信頼できる施工業者であることを確認しましょう。
オリジナルキッチンはモールテックスで大満足
オーダーキッチンあるいはセミオーダーキッチンを、メーカーの既製品よりも素晴らしい仕上がりにしてくれるでしょう。
今回取り上げたモールテックスに興味があるならば、最寄りの施工業者に相談をして下さい。
人気のサービスを提供をするお店ほどお客様の流れが早いのでお店のコンセプトや設備をよく考えた上で、この記事を参考にして
キッチンのレイアウトを決めていきましょう。