施工事例

古材の敷居を残して仕上げた、モールテックス| case6812

木造の建物をリノベーションした店舗にて、床の仕上げにモールテックスを使用いただきました施工をご紹介します。カラーにはBM60を採用。太い梁や筋交いが見える木組みの空間に、明るいグレーの床がすっきりとなじんでいます。

本事例の見どころは、もともとの木の敷居や土台を床に残したまま、そのあいだをモールテックスで仕上げている点です。建具の溝や金物の跡が残る古材と、なめらかな左官の床が隣り合うことで、建物が重ねてきた時間と新しい仕上げがひとつの床の中に共存しています。

モールテックスは2〜3mmの薄塗りで仕上げられる左官材で、木材やコンクリートなど下地を選ばず施工できるのが特長です。既存の床を大きく解体せずに仕上げを一新できるため、古い建物の改修にも取り入れやすく、表面強度にも優れることから、人の出入りが多い店舗の床にも適しています。一段上がった客席スペースまで同じグレーでつなげることで、空間全体に統一感が生まれました。

床面には、コテで仕上げたやわらかなムラと艶が残り、窓から差し込む光や照明を受けて表情を変えます。木の椅子やテーブル、黒いスチール階段、タイル張りのカウンターなど、素材の異なる要素が並ぶ店内でも、主張しすぎないグレーが全体をまとめる土台となっています。

古い建物の味わいを残しながら、店舗としての使いやすさも求められる床に。薄塗りでシームレスに仕上がるモールテックスが、リノベーション空間に新しい表情を加えた施工事例です。

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