左官で作る!唯一無二のセミオーダーキッチン
セミオーダーキッチンという言葉を聞くと、「自分の理想を形にできそう」とワクワクする一方で、「具体的にどんな素材を選べばいいんだろう?」と悩む方も多いのではないでしょうか。そんなあなたにおすすめしたいのが、“左官材”を使ったキッチンづくりです。
なかでも、近年注目を集めているのが「モールテックス」という左官材。無機質で洗練された雰囲気が特徴で、まるで店舗やギャラリーのような空間を、自宅のキッチンにも実現できるんです。
「でも左官って難しそう…」「水回りに使って大丈夫?」そんな不安や疑問もこの記事でしっかり解消していきます!
【今回の記事のポイント】
✔︎セミオーダーキッチンに左官材を取り入れる魅力と注意点
✔︎モールテックスの性能と、他素材との違い
✔︎実際の施工事例から学ぶ、おしゃれなキッチンの作り方
初稿:2025/10/19
《目次》
セミオーダーキッチンに左官材を使うという選択
キッチンは、暮らしの中心。料理をするだけでなく、家族と会話を交わしたり、来客をもてなしたりする“見せ場”としての役割も大きくなってきています。そんな中で注目を集めているのが、自分のライフスタイルに合わせて自由に設計できるセミオーダーキッチンです。
セミオーダーとは、基本の構造やサイズをベースにしつつ、天板や扉、取っ手、シンクの配置、素材の質感など、部分的に自分好みに選べるキッチンのこと。既製品よりも自由度が高く、フルオーダーよりもコストを抑えられることから、多くの人が「ちょうどいい」と感じる選択肢になっています。
「素材から空間をデザインしたい」 「自分らしいキッチンを形にしたい」 そんなこだわり派の方に、左官材はまさに理想の選択肢と言えるでしょう。
セミオーダーキッチンとは?自由度の高い選択肢
セミオーダーキッチンは、「フルオーダーは高すぎる、既製品では物足りない」といった人にとって、まさに“ちょうどいい”キッチンの形です。
メーカーが用意した基本構成をベースに、自分の好みや使い勝手に合わせて、色・素材・設備を自由にカスタマイズできます。
例えば、「天板はコンクリートのような質感がいいけど、キャビネットは木目調にしたい」「収納は多めに、でもシンプルなデザインがいい」といった細かい要望も、セミオーダーなら実現可能です。
自分の生活スタイルにフィットした機能性と、妥協しないデザイン性を両立できるのがセミオーダーキッチンの最大の魅力。さらに、最近ではそこに素材として“左官材”を組み込む選択肢も増えてきています。
なぜ今「左官材」がキッチンで注目されているのか
左官材がキッチンに注目される理由は、単なる“素材”にとどまらないからです。
モールテックスに代表されるような最新の左官材は、わずか2〜3mmの薄塗りで高い防水性・耐久性を発揮し、キッチンの天板や壁にも施工可能。しかも、仕上がりはとても美しく、コンクリートのような無機質な風合いから、温もりのあるマットな質感まで、表現の幅がとても広いのが特徴です。
さらに色も豊富で、モールテックスは標準で64色以上、オリジナル調色も可能。既製の素材では出せない「空間に馴染む自然な色味」を再現できます。
「機能だけでなく、キッチン全体の雰囲気までトータルで考えたい」そんなデザイン志向の高い方にとって、左官材はただの仕上げ材ではなく、空間づくりの核となる存在なのです。
左官仕上げで変わるキッチンの印象
左官材の最大の魅力は、“手仕事ならではの質感”です。どんなに技術が発展しても、左官の仕上げには職人の個性が現れます。同じ材料を使っても、塗り方やコテの動きによって微妙に異なる表情が出るため、まさに“世界に一つだけ”のキッチンが完成するのです。
また、光の当たり方や時間帯によって見え方が変わるのも特徴。朝と夜で表情が違ったり、使い込むうちに風合いが増したりと、経年変化も楽しめる素材です。
モダンな雰囲気にも、ナチュラルな空間にも不思議と馴染む左官材は、素材で悩んでいる人にとって“正解”になり得る存在です。
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モールテックスの魅力とセミオーダーキッチンとの相性
キッチンに使用される素材には、ステンレス・人工大理石・タイルなどさまざまな選択肢がありますが、ここ数年で急速に注目を集めているのが「モールテックス(MORTEX)」という左官材です。
このモールテックスは、ベルギー生まれの左官材でありながら、日本の住宅や商業空間にもぴったりフィットする質感と機能性を持っています。わずか2~3mmの薄塗りで施工可能でありながら、高い防水性・耐久性を兼ね備え、キッチンのような水や熱に晒される場所にも安心して使えるのが最大の魅力。
また、コンクリート調の無機質な美しさを持ちながらも、実際は非常に柔軟性の高い素材。カラーバリエーションも豊富で、空間の雰囲気に合わせた色味やトーンを選ぶことができ、セミオーダーキッチンのデザイン性をさらに引き立ててくれます。
「無骨でかっこいい」「洗練された印象」「他の家とかぶらない」そんな言葉で語られるモールテックスの世界観は、“素材選びからキッチンをデザインしたい”という想いを持つ人に、まさにぴったりの選択肢です。
次からは、モールテックスの基本情報と、実際にキッチンで使うメリット・デメリット、他素材との違いを見ていきましょう。
モールテックスとは?左官材の新定番
モールテックスは、ベルギーのBEAL社が開発した高機能な薄塗り左官材です。見た目はまるでコンクリートのようですが、機能面ではそれ以上。従来の左官材と比べて、非常に優れた特性を持っています。
◆モールテックスの主な特長◆
- 薄塗りでも強度あり(2〜3mm):薄くても割れにくく、床や天板にも使用可能
- 高い防水性:水が染み込まないため、キッチンや洗面所にも最適
- 柔軟性が高く下地を選ばない:木材、金属、石材など、幅広い素材に対応
- カラー展開が豊富:標準64色+調色対応で、好みに合った仕上がりが可能
- 仕上がりの個性:職人の技術や好みによって質感が変化し、唯一無二の表情が生まれる
これらの特徴から、モールテックスは“仕上げ材”という枠を超えて、空間デザインの主役として選ばれているのです。
キッチンにモールテックスを使うメリット・デメリット
モールテックスをキッチンに使うことには多くのメリットがありますが、もちろん注意点もあります。ここでは実際の使用者や施工業者の声をもとに、リアルなポイントを整理してみましょう。
メリット
- 防水性が高く、水はねも安心
- 熱や摩耗に強く、キッチンの天板にも使える
- 無機質で洗練されたデザイン性
- 経年変化を楽しめる素材感
- カラーや質感の自由度が高く、空間に馴染みやすい
デメリット
- 施工には熟練の技術が必要(DIYは難易度高め)
- 初期費用はステンレスや人工大理石より高い場合も
- 汚れが目立つ仕上げの場合、メンテナンスにコツがいる
- 酸や強アルカリに弱い面があり、使用には注意が必要
「キッチンをインテリアの一部として考えたい」人にとっては、多少の手間やコストをかけてでも採用する価値のある素材といえるでしょう。
他素材(人工大理石・ステンレス)との比較
モールテックスを導入するかどうか迷ったときに気になるのが、「他の素材と比べてどうなの?」という点。ここでは一般的によく使われる人工大理石やステンレスと、モールテックスの特徴を比較してみましょう。
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実例紹介:左官×セミオーダーキッチンの施工アイデア
言葉だけではなかなかイメージが湧かない左官仕上げのキッチン。そこで参考になるのが、実際に施工されたキッチンの事例です。
このセクションでは、左官キッチンの実用性や、サカンアートの左官材が持つ可能性について掘り下げていきます。
モールテックスで仕上げたキッチンカウンター事例
こちらは実際にモールテックスを使って、キッチンカウンターに左官仕上げを施した施工事例です。
カウンター全体にモールテックスを施工。無機質でマットな質感が、空間全体に静けさと上質さをもたらしており、まるでカフェやギャラリーのような印象を与えます。
キッチン全体のトーンを抑えつつも、どこか温もりのあるこの仕上がりは、既製品の素材ではなかなか再現できない味わい。素材そのものの質感で魅せるデザインの好例といえるでしょう。
デザイン性と実用性の両立は可能?
「見た目はかっこいいけど、キッチンとしてちゃんと使えるの?」そんな疑問を持つ方も多いかもしれません。実際、左官材というと“割れたり、汚れが目立ちやすい”という印象を持たれることもあります。
しかし、モールテックスは防水性・耐久性に非常に優れており、使用環境に応じた施工をすれば問題ありません。特にキッチン天板や水回り部分では、適切な下地処理とコーティングを行うことで、汚れやシミ、剥がれに強い仕上がりを実現できます。
また、表面がフラットなので、調理器具や家電との相性もよく、作業スペースとしての使いやすさも高評価。無駄な凹凸がないため、掃除も比較的しやすいのがポイントです。
「見た目重視の素材は、実用面で妥協が必要」と思われがちですが、モールテックスなら両立が可能です。美しさと機能性、どちらも手に入れたい方にとっては、まさに理想的な素材と言えるでしょう。
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左官材を使ったキッチンづくりのポイントと注意点
モールテックスをはじめとした左官材は、セミオーダーキッチンの中でもとくに“表情”を大切にする人に選ばれる素材です。しかし、魅力が大きいぶん、施工方法・色選び・メンテナンスなど、いくつか気をつけるべきポイントも存在します。
たとえば、どの色を選ぶかによって、キッチン全体の印象はまったく変わってきますし、施工の仕上げ方ひとつで“ツルっとした質感”にも“ざらっとした素材感”にもできます。「自分がどんなキッチン空間にしたいのか」を具体的にイメージしておくことが大切です。
さらに、「せっかくおしゃれに作ったのに、数年後にボロボロに…」なんてことにならないよう、日々のメンテナンスや経年変化の知識も必要不可欠です。
このセクションでは、後悔しない左官材キッチンをつくるために、色選び、DIYとプロの使い分け、そして長く美しさを保つコツについて解説します。
色選び・仕上げ方法で印象は大きく変わる
モールテックスには標準で64色ものカラーバリエーションがあり、さらには調色も可能。つまり、ほぼ無限に近い組み合わせの中から「これ!」という色を選ぶことができます。
左官材キッチンのメンテナンスと経年変化
左官材キッチンは、“経年劣化”ではなく“経年変化”を楽しむ素材です。とはいえ、最低限のお手入れは必要不可欠。
モールテックスの場合、表面にコーティング(トップコート)を施しているため、普段の汚れは中性洗剤と水拭きで十分落とせます。ただし、酸性や強アルカリ性の洗剤はNG。シミや劣化の原因になるため注意が必要です。
また、使用頻度や環境によっては、数年に一度、ワックスやトップコートの再塗布が推奨される場合もあります。これは「味」として楽しめる変化ですが、あらかじめ知っておくことで、長く美しさを保てます。
「使い込むほどに味が出る」「小さなキズや色ムラが“思い出”になる」そんな風に素材と向き合える人に、左官材キッチンはきっと愛着の湧く存在になるはずです。
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まとめ:左官で叶える、あなただけのキッチン空間
セミオーダーキッチンは、単なる設備ではなく「暮らしを映す舞台」です。
そこに左官材――特にモールテックスのような素材を取り入れることで、機能と美しさ、そして“自分らしさ”を同時に叶えるキッチン空間が実現します。
「人とかぶらない、自分だけの空間にしたい」「長く愛せる、素材感のあるキッチンが欲しい」
そんな想いを持つあなたには、きっと左官仕上げという選択肢がぴったりです。まずは、モールテックスの質感に触れることからはじめてみませんか?
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サカンアートでは「世界の優れた左官材料の提供を通じて、日本の住環境をより豊かにする」事を目的としております。
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