ビールストーンを使用した床の魅力
住宅や店舗など、幅広い建物の床材として使用できる素材にビールストーン(bealstone)というものがあります。そのビールストーンについて、メリットや使用する際の注意点、施工手順の概要などを詳しく解説していきます。
【今回の記事のポイント】
✔︎ビールストーンについての理解が深まる
✔︎ビールストーンを使用する際のメリットや注意点がわかる
《目次》
・ビールストーンはベルギー生まれ
・ビールストーンのメリット
・ビールストーンで床を仕上げる手順
・ビールストーンを施工する際の注意
・ビールストーン購入はサカンアート
ビールストーンはベルギー生まれ
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ビールストーンのメリット
多種多様なデザインに仕上げられる
ビールストーンには、仕上げられるデザインの幅が非常に広いという強みがあります。まずビールストーン自体のカラーバリエーションが多く、その上、専用の顔料を加えることで、色味を大幅に変えられます。黒い色で仕上げてシックな床にしても良いですし、白系統の色で落ち着いた雰囲気にすることもできます。もちろんモノクロだけでなく、カラフルで個性的なこだわりの床にすることも不可能ではありません。
ビールストーンは様々なところに施工可能!
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耐久性が高い
ビールストーンには、耐久性が高いという強みもあります。多少強い力がかかる程度では、大きく破損したり、一部が欠けたりするようなことはまずありません。そして、硬度の高い石や金属を骨材として使用することで、耐久性を高められます。よって、数十kgの体重がある人が何度も往復するような場所の床材として、問題なく使用することができます。また、水硬性石灰や鉱物、様々な骨材と混和液で施工をするため、追従性を発揮できます。何らかの原因で下地が動き、床全体に力がかかったとしても、ヒビが入りにくいです。
少ない厚みで施工できる素材
ビールストーンの、耐久性が高いという性質は、薄い施工ができるという強みに繋がっています。床材として用いる場合、デザイン上の問題がなければ、10mm程度の厚みで施工できる場合も珍しくありません。そのため、床のリフォームを行う際に、既存の床材を取り除かないまま、上からビールストーンを敷くという施工も実現可能です。床面が10mm程度高くなった程度では、生活スペースが大きく圧迫されたり、違和感を感じたりすることはまずありません。
定着力が強い
ビールストーンには、下地との橋渡し役を担う、プライマーが用意されています。そのプライマーを使用すれば、幅広い種類の下地に対して、強い定着力を発揮できます。よほど特殊な素材でない限り、剥がれてしまうリスクは少ないです。プライマーを使ったビールストーンの定着力は、垂直の壁に施工することができるほどの強さです。その定着力のおかげで、リフォーム工事を行う際に既存の床材の上からでも、剥がれることを心配せずに施工ができます。
ビールストーンで床を仕上げる手順
流し込んだビールストーンが硬化し切ったら、研磨作業へと移ります。専用の研磨パッドを取り付けた工具を使い、まずは目の大きな番手で研ぎ、目立った凹凸をなくすことが必要です。その後、細かい番手で磨き、光沢を持つビールストーンに仕上げます。硬度の高いビールストーンや種石を削る作業となるため、広い床面の研磨が完了するまでに、1週間以上かかることも珍しくはありません。そして、最後に専用のオイルでコーティングすれば、完成です。
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サカンアートでは講習会を実施しています。講習では実際の施工の流れをご説明させていただきます。工法が気になる方ぜひ、講習会への参加をご検討ください!
ビールストーンを施工する際の注意
ビールストーン購入はサカンアート
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監修者からのメッセージ
サカンアートでは「世界の優れた左官材料の提供を通じて、日本の住環境をより豊かにする」事を目的としております。
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