左官材料モールテックスのお手入れ方法(保護材を塗布した後)
左官材料モールテックスは、防水機能や耐久性を持ち得ていますが、
使用していく中で様々な汚れにさらされることとなります。
それをキレイに保持するには、保護材(汚れ防止剤)と日頃のお手入れが必要不可欠です。
日常的なお手入れ 保護材が造膜タイプの場合
日常的なお手入れ 保護材が浸透タイプの場合
1シーズン~半年に1回の集中ケア
モールテックスの膜に「滋養を与える」意味で、
使用した浸透性保護材もしくはビールワックスを定期的且つ継続的にウエスや刷毛、ローラーなどで軽く浸透させ続けることをお勧めします。
塗付けの際、余剰が残った際は、吸水性の高い着色されていない紙で拭き取り、残りは清潔な綿のウエスで全体に均等に拡げてください。
そうすることで、垂直面の流れ跡、水平面の製品の澱み染みの発生を防ぎます。
※保護材は、カルキやその他付着している汚れをよく取り除いてから塗布してください。
浴室のケア
シャワー室、浴室では、いかなる材質の表面であっても、毎日の使用で水に含まれる石灰成分(カルキ)が表面に留まり、
さらにその上に様々な汚れ成分(石鹸、汚物など)が付着します。
ですから最低、週に一度程度の手入れが必要になります。
左官材料モールテックスにそのような汚れが付着した場合には、ホワイトビネガーをぬるま湯で薄め(3分の1のホワイトビネガーと3分の2のぬるま湯)汚れ表面に噴霧し、
少し作用させた後柔らかいスポンジで拭き取ります。
ホワイトビネガーの濃度は、汚れの取れ具合で調整します。
まずは低濃度から始め、最大3分の2のビネガーと3分の1の水まで濃度を上げることができます。
モールテックスと接している水道金具を清掃する際も同じです。
まずは小さな面で事前試験をして、安全を十分確かめてから本作業を行ってください。
最後に
製品の施工法と最終的な使用法に関する情報は、製品が適正に保管され、正しい方法で使用、施工された場合を想定しており、BEAL社が今日得ている経験と知識にもとづいて、提供しているものです。
その仕上がりに対しての影響、不具合が生じた場合は実際の施工現場は多岐に渡るため、使われた材料や気質の違い、現場や工程の状況などから考察され、
製造過程で見逃された材料の欠陥に対する製品品質に関する法的補償をのぞき、販売業者としての保証責任に関わるものではありません。
我々の提供した情報に沿わない施工が行われた場合、メーカーに一切の責任は発生しません。提供させていただいている適性や施工に関するすべての情報やデータが100%ではないことにご留意頂く必要がございます。
施工者が自分自身で検査、確認されているのはもちろん。
弊社の販売条件、施工条件に合致しているかどうかを確認させていただくことも前提とお考え下さい。