公共床をおしゃれに仕上げるならマランツォ|高耐久×デザイン左官材
「公共施設の床って、なんだか無機質でつまらない」そう感じたことはありませんか?
多くの商業施設や教育施設、駅構内などの公共床は、耐久性ばかりが重視され、デザイン性は後回しにされがちです。しかし、空間全体の印象を左右するのは、実は“床”だったりします。
【今回の記事のポイント】
✔︎マランツォは“公共床にも使えるおしゃれな左官材”である
✔︎耐久性・耐摩耗性・点荷重に優れ、実用面も抜群
✔︎実際の施工事例で、使用イメージがつかみやすい
初稿:2025/11/16
《目次》
公共床にもデザイン性を|マランツォが選ばれる理由
公共施設や商業空間では、日々多くの人が行き交い、床面にかかる負荷は非常に大きなものです。だからこそ、耐久性はもちろんのこと、空間全体の印象を左右する“デザイン性”も求められる時代になりました。
そこで注目されているのが、左官材「マランツォ」です。実用性と美しさ、そのどちらも妥協しない素材として、多くの設計者・施工者から選ばれています。
実用一辺倒じゃない「おしゃれな公共床」が求められる時代
かつての公共施設の床といえば、機能性重視で無機質・単調な素材が選ばれるのが当たり前でした。しかし現在は、そこに「空間の雰囲気を高める要素としての床材」が求められています。
ショッピングモールや公共ホール、カフェが併設された図書館など、人が集まる空間では、“居心地の良さ”や“印象の良さ”が重視されるようになり、おしゃれな床デザインが空間全体の質を高めるキーとなっています。
また、SNS映えや企業ブランディングといった観点からも、「記憶に残る空間づくり」は重要です。そんな時、床材にまで気を配る設計が、プロフェッショナルとしての差を生みます。
マランツォは、見た目の洗練性と機能性を同時に叶える数少ない左官材として、そうしたニーズにしっかり応えてくれます。
美観と機能性を両立できる左官材の条件とは?
公共床に使用する材料は、ただ美しいだけでは務まりません。常に高い耐久性、摩耗への強さ、清掃性の良さ、そして安全性も求められます。これらの実用性と美観を両立させることが、理想の床材の条件です。
マランツォはその全てを満たす左官材として開発されました。中でも特筆すべきは、3種類の粒径を組み合わせた独自の多層構造により、打ちっぱなし風のデザインを再現しつつも、点荷重や頻繁な通行に耐えうる高強度な表層を実現している点です。
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フレスカラリMARANZOの3つの特長
1. 粒径の異なる素材を重ねた多層仕上げ
マランツォの最大の特長は、粒子の大きさが異なる3種類の左官材を層状に重ねて仕上げる設計にあります。これにより、単一素材では表現しきれない深み・奥行きのある質感を再現でき、まるで自然石やコンクリートを削り出したような印象を与えることが可能です。
また、層ごとの素材が異なることで、最上層の強度を担保しながら、下層で適度な柔軟性を持たせることもできるため、ひび割れや欠けのリスクを軽減します。視覚的な美しさだけでなく、構造としての安定感にも優れており、見た目と機能の両立が実現されています。
2. 高耐久・高摩耗性で床用途に最適
公共床で最も重要視されるポイントのひとつが、耐久性と摩耗への強さです。特に人の出入りが多く、荷物の台車やベビーカー、車椅子などが日常的に通行する空間では、表面がすぐに劣化してしまっては意味がありません。
マランツォはこの点でも非常に優秀で、耐摩耗性・耐衝撃性に優れた高性能な表面層を持っています。通常のモルタル仕上げや塗床材と比較しても、剥がれや欠けに強く、長期的にメンテナンスの手間を減らせるのが大きなメリット。
3. 点荷重への強さで什器・家具の設置も安心
床材にかかる荷重は、必ずしも均一とは限りません。特に商業空間では、陳列棚や什器などの「点荷重」が集中的にかかる箇所が多くなります。このような環境で床材が欠けたりへこんだりしては、見た目にも安全面にも問題が生じます。
マランツォは、点荷重に対しても非常に強く、重い家具や機材を長期間設置しても、沈みや割れが起きにくい素材構成となっています。これは、3層構造によって圧力を分散する設計と、上層に配置される高密度素材によるものです。
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実際の施工事例から学ぶ活用イメージ
素材の性能や見た目の良さはカタログだけでは伝わりにくいもの。そこで、フレスカラリシリーズを実際に使用したリアルな施工事例から、マランツォの活用イメージを掴んでいただきます。
今回は、マランツォと同シリーズであるFRESCOTONの施工事例を通して、左官材がもたらす空間の変化をご紹介します。
美容室内装で映えるコンクリート風左官材
名古屋市にある美容室の内装に使用されたのは、フレスカラリシリーズのひとつ「FRESCOTON(フレスコトン)」ですが、その打ちっぱなし風の風合いは、マランツォにも通じるデザイン性を備えています。
無機質でマットなグレーの質感が、白を基調とした空間と絶妙に調和。人工的すぎない素材感が空間に落ち着きを与え、来店者にとっても居心地の良い空間を演出しています。
このような仕上がりは、マランツォでも十分に再現可能。さらにマランツォなら、より高い耐久性・点荷重への対応力があるため、美容室だけでなく、カフェやホテルロビーなど、什器や人の出入りが多い場所にも適しています
パブリック空間を引き立てる「床」の役割とは
商業施設や公共空間では、「床」はただ歩くための面ではなく、空間全体の印象を支える“ベースデザインの役割を担っています。壁面や家具をいくら整えても、床のデザインが安っぽければ、全体の印象もチープに感じられてしまいます。
マランツォは、そんな空間の“基盤”としての床にふさわしい、質感・色味・耐久性を持ち合わせています。特にグレートーンや無機質な雰囲気をベースにすることで、空間全体がぐっと引き締まり、品格あるパブリックデザインが完成します。
フレスカラリの魅力を最大限に引き出すには、素材を深く理解した職人による施工が欠かせません。そのため、施工は専門研修を修了した認定施工店のみに限定しています。
ご希望の仕上がりやデザインに合わせて、最適な認定施工店をご紹介いたしますので、どうぞお気軽にご相談ください。
まとめ|“使われる場所”から“魅せる空間”へ
公共空間や商業施設の床は、毎日たくさんの人が歩き、重たい什器が置かれ、ときには水や汚れにもさらされる過酷な環境にあります。だからこそ、「耐久性」は必要不可欠です。しかし近年は、それだけでなく“美しさ”や“デザイン性”も同じくらい重視されるようになっています。
フレスカラリ MARANZO(マランツォ)は、そうした時代のニーズに応える新しい世代の床材です。耐摩耗性・点荷重への強さ・仕上げの表現力。どれをとっても高水準で、かつ左官職人の技によって、空間に深みと個性を加えることができます。
「床は目立たないからこそ、丁寧にデザインすべき」
これは多くの空間設計者が語る言葉です。マランツォは、まさにその“目立たないけれど印象に残る床”をつくるための最適な選択肢と言えるでしょう。
サカンアートでは「世界の優れた左官材料の提供を通じて、日本の住環境をより豊かにする」事を目的としております。
左官でしか表現できない「おしゃれでありながらも居心地のいい空間づくり」。そんな左官材料を世界から日本に提供することでより豊かな住環境づくりのお手伝いができる存在となって参ります。
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