【保存版】左官仕上げのテクスチャで叶える理想空間づくりの極意
空間づくりにおいて「質感」は想像以上に大きな影響を与えます。中でも左官仕上げによる“テクスチャ”は、素材の持つ風合いや光の反射、空気感にまで関わり、空間全体の印象を左右します。
特に近年注目されているのが、海外製の左官材「フレスコトン」などを使った、モダンかつ個性的なテクスチャ表現。コンクリート風の無機質な美しさや、自然素材の温かみを再現する仕上げは、住宅や店舗、施設に新しい価値をもたらします。
この記事では、左官仕上げのテクスチャの基本から、種類ごとの違い、海外製左官材の魅力、実際の施工事例までを徹底的にご紹介。理想の空間づくりを目指す方に向けて、実用的でリアルな情報をお届けします
【今回の記事のポイント】
✔︎左官仕上げとテクスチャの違いと役割をわかりやすく解説
✔︎海外製左官材「フレスコトン」の魅力と活用アイデア
✔︎理想の空間を実現するためのテクスチャ選びのコツ
初稿:2025/10/19
《目次》
左官仕上げのテクスチャの基本をおさらい
左官仕上げとは、コテやローラーなどを使って、職人が壁や床などの表面を仕上げる伝統技法。
一方テクスチャとは、その表面に現れる模様や質感のことです。つまり、左官仕上げによってテクスチャは生まれ、空間に表情が与えられます。
最近では、インテリアの主役として「質感」にこだわる人が増えており、空間デザインの中でも重要な要素となっています。
左官仕上げとは?その魅力と役割
左官仕上げは、塗装やクロスとは異なり、「素材そのものの質感」を活かせるのが最大の魅力。手作業だからこそ、同じ仕上げでも毎回少しずつ表情が変わり、世界に一つだけの空間を演出できます。
また、左官材には珪藻土などの調湿・消臭といった機能性を持つものもあり、見た目だけでなく性能でも優れています。
テクスチャとは?インテリアに与える影響
テクスチャは、空間の印象を大きく左右します。たとえば、凹凸のあるラフな仕上げは「自然素材っぽさ」や「無骨な男前インテリア」を演出でき、一方で滑らかな仕上げは「洗練されたモダン」な雰囲気に。
つまりテクスチャは、色や形と同じくらい空間の個性を決定づける重要なファクターなのです
⇩⇩サカンアートの左官に関するコラムはこちら⇩⇩
左官仕上げによるテクスチャの種類と特徴を徹底比較
テクスチャの種類を理解しておくことで、目的に応じた左官材の選定が可能になります。ここでは代表的な左官仕上げのテクスチャと、その特徴を比較してみましょう。
テクスチャ8種類の特徴と仕上がりの違い
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テクスチャ選びは、照明・素材・家具とのバランスを考えることが重要。
おしゃれなだけでなく、空間の目的に合ったものを選ぶことで、居心地のよさも演出できます。
フレスコトンとは?海外製左官材の魅力
「左官仕上げって古臭くない?」と感じる方にこそ知ってほしいのが、海外製左官材「フレスコトン」です。
イタリアをはじめとするヨーロッパでは、フレスコトンのような左官材が高級ホテルや美術館の内装にも使われており、洗練された空間づくりに欠かせない素材となっています。
フレスコトンの特長と魅力
- 打ちっ放しコンクリート風の重厚な質感を再現
- 厚みはわずか1〜2mm、施工場所を選ばない
- 耐水性・耐久性があり、キッチンや水回りにも使用可
- 意匠性が高く、アート性のある壁面デザインも可能
まさに「機能美」を体現する左官材です。
なぜ今、フレスコトンが選ばれるのか?
- モルタルより軽くて扱いやすい
- 職人によって表情が変わる“唯一無二”の仕上がり
- 海外の施工事例に近づける、洗練された素材感
シンプルな壁が、フレスコトンで塗られるだけで空間のグレードが一気に上がります。そのため、住宅のみならず、美容室や飲食店、ショップやオフィスなど、様々な場所での導入も増えています
意匠性・施工性ともに優れた「フレスコトン」は、住宅から商業空間まで幅広く採用されています。質感や色味の仕上がりを検討する際の参考として、デザイン集をご覧ください。
素材のポテンシャルを最大限に引き出すヒントが見つかります。
\\フレスカラリのデザイン集はこちら//
左官仕上げのテクスチャを使った施工事例紹介
フレスコトン施工事例:コンクリート風の美空間
こちらの事例では、美容室の内装をフレスコトンで施工し、まるで本物のコンクリート壁のような質感を表現しています。照明が当たることで生まれる陰影が美しく、無機質なのに温かみを感じる空間に仕上がっています。
「ただの塗り壁」ではない、空間演出としての左官がよくわかる好例です。
⇩⇩フレスカラリの施工事例をもっとみる⇩⇩
左官仕上げのテクスチャで理想の空間を叶えるポイント
【まとめ】左官仕上げのテクスチャで“理想空間”は誰でもつくれる
左官仕上げのテクスチャは、単なる壁の装飾ではありません。それは、空間に深みと個性を与え、居る人の気持ちまで変える“空間デザインの主役”とも言える存在です。
手仕事から生まれる凹凸、光が当たったときに浮かび上がる陰影、ざらっとした感触や滑らかな手ざわり――こうした“質感の違い”が、空間の印象を大きく左右します。
なかでも、この記事でご紹介した「フレスコトン」は、コンクリート打ちっ放しのようなクールさと、職人の手仕事による温もりが共存する左官材。海外製ならではの高級感と意匠性に優れ、住宅から店舗まで幅広いシーンで使える万能な素材です。
左官仕上げの魅力は、「思い描く空間を、素材で形にできる」ことにあります。
デザインやインテリアのアイデアはあるけれど、何をどう選んでいいかわからない…。そんなときは、色や模様ではなく、“質感”という視点から空間づくりを見直してみてください。
素材が持つ魅力を、目で見て、手で感じる。そこから生まれる空間は、きっとあなたの理想に近づいてくれるはずです。
まずは、素材に触れてみるところから。理想空間づくりへの第一歩、踏み出してみませんか?
サカンアートでは「世界の優れた左官材料の提供を通じて、日本の住環境をより豊かにする」事を目的としております。
左官でしか表現できない「おしゃれでありながらも居心地のいい空間づくり」。そんな左官材料を世界から日本に提供することでより豊かな住環境づくりのお手伝いができる存在となって参ります。
⇩⇩フレスカラリの施工事例はこちら⇩⇩