SANMARCO”CONTINUO"-サンマルコ”コンティニューオ”-
コンティニューオとは
イタリアサンマルコ社の「CONTINUO-コンティニューオ-」は、耐熱性や耐摩耗性を求められる床にも施工ができる内装用左官材料です。タイルや石などのようなピースを並べていくのではなく、一つの面はもちろん、床・壁・造作材のすべてを継ぎ目ない連続した美しいテクスチャーで一体形成の表現が可能です。コンティニューオは、これまでの左官材料では施工が難しかった浴室やトイレなど水掛かりを気にせず使用でき、モルタル風キッチンカウンターやシンク、モルタル風ダイニングテーブル、モルタル風鮮明化粧台も作成できます。
コンティニューオの材料
コンティニューオは下記①~⑤の商品からなる材料です。
用途に応じて組み合わせが異なります。
①プライマー(接着増強剤)(15Ⅼ/120㎡)(4Ⅼ/45㎡)
②ベース(下地補強が必要な場合)(25㎏/15㎡)
※床施工は全面メッシュ伏せ込ます
③デコ〈仕上げ材:樹脂モルタル〉(20㎏/15㎡)
④リンク(エポキシ液)〈モルタル硬化剤〉(1Ⅼ/60㎡)
⑤トップ(ウレタン液)〈撥水材 表面保護剤〉(3Ⅼ/60㎡)(1Ⅼ/20㎡)
例)
床施工 | ①~⑤+全面メッシュ |
カウンター(撥水) | ①~⑤ |
硬質下地カウンター(撥水) |
①、③、④、⑤ |
壁施工(非撥水) | ①、③、④ |
壁施工(撥水) | ①、③、④、⑤ |
コンティニューオの施工方法
※事前の準備として合板など木材や古壁などに施工の場合は灰汁止めを塗布してください。
継ぎ目のある個所、合板の小口はメッシュテープとパテ処理をしてください。
ビス頭の凹みもパテ処理してください。
ベースを施工する場合はパテの代わりになりますのでメッシュのみでパテ処理は省けます。
施工手順、乾燥時間をしっかり守って施工してください。
補足ポイント
【デコ編】小分け目安 5㎡分(デコA 5㎏+デコB 1.7㎏)
添付カラーボトルをデコAに入れて色むらがなくなるまで攪拌をする。着色済のデコAとデコBを必要量とり混合する。混合の際、デコBの液体がダマにならないように十分かき混ぜてください。加水は不要です。2度目の施工までの間に残りの材料が固まらないように、密閉性の高い容器で保管してください。基本はAとB都度混合ですが、保管状況により数日間は使用できます。状況により若干の加水は問題ないです。
【リンク編】小分け目安 5㎡分(リンクA30g+リンクB15g+水180g)
リンクBが気温により中身が水あめのように硬く出しにくい場合があります。容器ごとに湯煎し柔らかくすると出しやすくなります。リンクBが完全に溶けるまでよくかき混ぜてください。ぬるま湯で溶くと溶けやすくなります。
塗布の際、気泡が出ますが乾燥後に全て消えますので問題ございません。ローラー跡が残らないようにローラーの動かし方にご注意ください。トップ塗布までの養生時間厳守です。
【トップ編】小分け目安 5㎡分(トップA350g+トップB105g+水42g)
2度目の塗布までの間に残りの材料が固まらないように、密閉性の高い容器で保管してください。ローラー跡が残らないようにローラーの動かし方にはご注意ください。厚塗りは白濁し硬化不良の原因となりますので薄く2回塗るようにしてください。施工の際はホコリ等が付かないような施工環境にしてください。
【お手入れ編】
汚れやキズに強いウレタン塗膜なので、毎日の生活ではそれほど神経を使わなくても大丈夫ですが、赤ワインやコーヒーなど色素の強い液体の長時間の放置はシミの原因となりますので速やかにふき取ってください。普段は乾いた布か固く絞った布で軽く拭く程度で十分です。油汚れが付いた際には中中性洗剤を浸した布で軽くこすり、水拭きをして最後に乾拭きをします。ウレタン塗膜はメンテナンス無しでも長期にわたる耐久性を有しておりますが、使用箇所や使用頻度など状況により表面の劣化(撥水効果の劣化)が起こる場合もございます。その際は古いウレタン層wp除去し再塗布により効果がよみがえります。
●禁止事項
塗装面にキズがついてしまうと白い跡になってしまいますのでスチールウールや研磨剤で磨く、ヤスリで削る、重曹や除光液等の薬品を使用することは避けてください。
また、暖房機器の側、直射日光が長時間当たる場所への施工は色あせや反りの原因になりますのでご注意ください。