コンクリートの壁の内装で店舗をおしゃれに!フレスカラリとは?
「店舗の内装をおしゃれにしたいけれど、他と差をつけたい…」そんな風に感じていませんか?
近年、カフェやセレクトショップ、美容室などを中心に注目されているのが、コンクリート風の壁を取り入れた内装デザインです。その中でも「フレスカラリ」という左官材料を使えば、本物のコンクリート打ちっぱなしのような質感を、もっと自由に・おしゃれに・コストを抑えて実現できます。
とはいえ、「フレスカラリってなに?」「普通のコンクリートとどう違うの?」「店舗に本当に合うの?」という疑問を持つ方も多いはず。この記事では、店舗内装にフレスカラリを採用するメリットや注意点、施工の実例や方法等を、わかりやすくご紹介します!

【今回の記事のポイント】
✔︎フレスカラリとは何か、コンクリートとの違いと特長
✔︎実際の店舗施工事例から学ぶ魅力とデザインの幅
✔︎費用感・施工の流れ・注意点までしっかり解説
初稿:2025/4/26
《目次》
コンクリート 壁 内装が店舗に選ばれる理由
近年、店舗設計において「コンクリート 壁 内装」が定番の選択肢になりつつあります。なぜなら、装飾に頼らなくても空間全体にインパクトを持たせることができ、しかもコストを抑えたままトレンド感のある内装を実現できるから。特に、SNSや口コミを意識する時代において、視覚的に「映える内装」は強力なブランディング要素の一つ。シンプルでありながらも強い存在感を放つコンクリート風の壁が、集客力に直結すると考えるオーナーが増えています。

コンクリート打ちっぱなし風デザインの魅力とは
コンクリート打ちっぱなし風の内装は、余計な飾り気を省いた「素の素材感」が魅力です。表面のざらつきやピーコン跡、色ムラなど、ありのままの無骨な表情が逆に“美しさ”を感じさせます。特に飲食店やアパレルショップなど、コンセプトや世界観を大切にする空間では、その質感が「本物感」や「こだわりの演出」として高評価を得やすいです。


コンクリート風内装が集客や印象に与える効果
店舗デザインの目的は、「お客さまの記憶に残る空間」をつくること。その点で、コンクリート風の内装は非常に効果的です。無機質で洗練された印象は、視覚的に強いインパクトを与え、初来店の方にも「おしゃれでセンスの良いお店だな」と思わせる力があります。特にSNS時代では、写真に写る背景の“かっこよさ”が集客に直結するケースも多く、内装の印象が店舗のブランドイメージを左右します。


フレスカラリとは?コンクリート 壁 内装に最適な理由
「コンクリート風の内装にしたいけど、実際に打ちっぱなし施工をするのは大変そう…」と感じている方にぴったりなのが、左官材料「フレスカラリ」です。ドイツから日本に上陸したこの建材は、特殊な塗り方で本物そっくりのコンクリート壁を再現できる画期的な素材。既存の壁に塗るだけで、まるで構造から打ちっぱなしにしたかのような質感が手に入ります。店舗の印象を一気に変える力がありながら、自由度の高いカラーバリエーションや表現力も魅力です。

フレスカラリの特徴と他素材との違い
フレスカラリの最大の特徴は、「塗るだけで打ちっぱなしコンクリートのような表情を再現できる」という点です。通常、コンクリートの内装には構造的な制約や施工の難しさがありますが、フレスカラリは既存の壁面に左官で塗るだけ。そのため、新築だけでなくリノベーションにも柔軟に対応できます。
さらに、ただのグレーではなく、色味や濃淡を調整することでオリジナリティある空間づくりが可能。目地やピーコン跡(丸いくぼみ)までリアルに演出でき、「これは塗りなの?」と驚かれるほどの精巧な仕上がりが実現します。ほかの左官材や壁紙とは一線を画す質感と表現力を持ち、施工後の印象が圧倒的に違います。

◆ フレスカラリの特徴まとめ
- 塗るだけで打ちっぱなし風の質感が再現できる
- ピーコン跡や目地もリアルに描写可能
- カラーバリエーションが豊富で調整が自由
- 既存の壁に施工でき、新築・改装どちらも対応
- 他素材にはないリアルなコンクリート感

本物のような目地・ピーコン跡も再現できる理由
コンクリート打ちっぱなしの壁で印象を大きく左右するのが、「目地」と「ピーコン跡」。このディテールがあるだけで空間のリアル感が一気に増し、プロの仕上がりに見せてくれます。フレスカラリはこの部分を徹底的に再現できるのが特長。
専用の道具と技術で、職人が一つひとつ丁寧に目地の線や丸いピーコン跡を“描く”ように再現します。単なる塗り壁とは違い、表面に立体感と奥行きを持たせることで、視覚的な重厚感と本物感を演出。しかも、模様の配置やパターンも自由なので、店舗のデザインコンセプトに合わせてカスタマイズも可能。施工写真を見た人から「これ塗装なの?」と聞かれるほどリアルな仕上がりになります。

フレスカラリで魅せる!店舗内装の活用アイデア
「フレスカラリ」はただ塗るだけの建材ではありません。空間づくりの“表現力”を一段階上げてくれる素材です。特に店舗内装においては、デザインの方向性やブランドイメージを形にするための重要なパーツになります。このセクションでは、業種別にどんな使い方ができるのか、そして色や質感によってどう印象が変わるのかといった、店舗向けの具体的な活用アイデアを紹介します。「こんな使い方があるんだ!」と発見できる内容になっています。

業種別に考える!フレスカラリが映える店舗タイプ
フレスカラリの良さは、どんな業種でも“空間にストーリー性”を持たせられるところ。特に以下のような業種の店舗では、その質感や個性が最大限に引き出されます。
◆フレスカラリがマッチする店舗タイプ
- カフェ・ベーカリー
→温かみのあるグレーでナチュラルさと無骨さを両立。照明や木製家具と相性抜群。
- 美容室・サロン
→クールで洗練された印象に。鏡とのコントラストで、空間全体が引き締まる。
- セレクトショップ・アパレル
→商品が主役になる“引き立て役”として最適。シンプルで存在感のある背景を演出。
- バー・飲食店(夜営業)
→ダークトーンのコンクリート風仕上げで、落ち着きと高級感を表現できる。
このように、同じ素材でも業種によって演出の仕方が変わるのが面白いところです。内装そのものがブランディングの一部になる現代だからこそ、素材の選び方が店舗の個性を左右します。

色と質感の演出で生まれる印象の違いとは?
フレスカラリの大きな魅力のひとつが、「色や質感を細かく調整できる」という柔軟さ。たとえば、明るめのグレーを選べばナチュラルテイストの店舗に。逆に濃いチャコールグレーやブルーグレーを選べば、重厚感と落ち着きのある印象に仕上がります。
さらに、ツヤ感の調整や表面のざらつき具合によって、同じ“コンクリート風”でも空間の温度感が大きく変化します。たとえば、質感をマット寄りにすれば柔らかくナチュラルな雰囲気に。逆にシャープに仕上げればスタイリッシュで無機質な印象に。
また、照明の当て方によっても陰影が美しく浮かび上がるので、店舗の世界観に合わせて「見せ方」を調整する楽しさもあります。単なる塗り壁では終わらない、“魅せる壁”としての可能性を最大限に活かせるのが、フレスカラリです。
⇩⇩気になるフレスカラリの施工事例はこちら⇩⇩
店舗でフレスカラリを使うときの注意点と対策
どんなに魅力的な素材でも、使い方を間違えれば効果が半減してしまいます。フレスカラリも例外ではなく、施工環境や使用目的に応じた注意点をしっかり把握しておくことが重要です。このセクションでは、湿気や傷といったリスクへの対処法や、店舗で使う際に特に気をつけたいポイントをわかりやすくまとめました。「導入してから後悔したくない」という方は、ぜひ事前にチェックしておきましょう!

湿気・傷・経年変化への対応方法
フレスカラリは耐久性に優れている素材ですが、店舗の使用環境によっては劣化リスクもあるため、事前の対策が欠かせません。以下のようなリスクと、それに対する具体的な対応方法を紹介します。

◆ 気をつけたいリスクと対策
- 湿気による剥がれ・カビ
→特に水回りや換気が悪い場所では、防水処理やトップコートの施工が有効です。
- 物理的な傷や摩耗
→人が頻繁に触れる場所では、家具や什器との接触に注意。擦れやすい部分は保護材を併用。
- 経年による色落ち・くすみ
→長期使用でも美観を保つには、定期的な清掃とメンテナンスがおすすめ。トップコート仕上げにすることで持ちもアップします。
これらを踏まえて計画すれば、フレスカラリの質感や美しさを長く楽しむことができます。

こんな店舗には不向き?事前チェックリスト
フレスカラリは多くの店舗で活躍する一方で、すべての空間に万能というわけではありません。使用目的や環境によっては、別素材の方が適しているケースもあります。以下のチェックリストをもとに、自店舗に合っているかどうかを事前に見極めましょう。
◆フレスカラリが合わない可能性のあるケース
- 長時間、高湿度が続く水回りやサウナ空間
- 広範囲を短期間で安く仕上げたい場合(コスト重視)
- DIYでの施工を検討している(施工難度が高い)
- 傷や汚れに極端に弱い環境(物理的負荷が強い場所)
これらの条件に当てはまる場合は、モールテックスなど別の左官材や、耐水・耐衝撃性に特化した素材を検討するのがベターです。導入前に「何を優先したいのか」を整理しておくことで、失敗の少ない内装選びができます。
フレスカラリ×店舗内装で他と差をつけるコツ
せっかく内装にフレスカラリを取り入れるなら、「なんとなくおしゃれ」ではなく「この店、センスある!」と思わせたいですよね。このセクションでは、内装全体としてフレスカラリの魅力を最大限に引き出すためのコツをご紹介します。インテリアとの組み合わせ、照明の使い方、ブランドイメージに合わせた演出方法など、「ひと工夫」で空間の印象がガラリと変わります。

インテリアや照明との組み合わせアイデア
フレスカラリを店舗内装で活かす最大のポイントは、他の要素とどう組み合わせるかにあります。以下のようなインテリアや照明の工夫を取り入れることで、さらに空間の魅力を引き立てることができます。

◆組み合わせアイデア例
- 木材×フレスカラリ
→冷たい印象の中に温もりが生まれ、バランスの取れた居心地の良い空間に。
- 間接照明×ザラついた質感
→陰影が生まれ、立体感と奥行きが強調される。夜営業の店舗に特におすすめ。
- アイアン素材の家具と合わせる
→インダストリアル系の無骨なテイストに。メンズ向け店舗やアパレルと相性抜群。
- グリーン(観葉植物)をアクセントに
→無機質なコンクリートにナチュラルな彩りが加わり、癒し効果をプラス。
空間全体を「見せたい印象」に寄せることで、素材の魅力が何倍にも引き立ちます。

店舗ブランドに合ったテイスト演出法
フレスカラリの強みは、単に「おしゃれ」な内装ではなく、ブランドの世界観を空間に落とし込める自由度にあります。色味・質感・配置・照明との相性すべてをカスタマイズできるため、他店舗と同じにはならない“オリジナル空間”を演出できます。
たとえば、ナチュラル系ブランドなら明るめグレーで柔らかい印象に、ストリート系なら濃いグレーや無骨な仕上げで存在感を出す…といったように、ブランドの性格を“壁”に落とし込めるのが最大の魅力。
内装は無言のメッセージです。フレスカラリを使えば、「どんな店なのか」「どんな価値観なのか」を空間全体で伝えるツールとして活用できます。

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コンクリート風内装で“伝わる空間”をつくるならフレスカラリ
店舗の内装において、「どんな雰囲気で」「どんな印象を与えるか」は、単なる見た目以上に重要なブランディング要素です。中でも、コンクリート風の壁は無機質ながらも洗練された印象を持ち、空間に強い個性を与えてくれます。そして、それを手軽かつ高いデザイン性で実現できるのがフレスカラリという左官仕上げ材料です。

この記事では、フレスカラリの基本的な特徴から、店舗内装での活用アイデア、施工の流れ、費用感、注意点まで網羅的に紹介してきました。実例がなくても「こう使いたい」と思わせるイメージづくりに注力し、読者が自分の店舗に落とし込むヒントを得られるよう構成しています。


サカンアートでは「世界の優れた左官材料の提供を通じて、日本の住環境をより豊かにする」事を目的としております。
左官でしか表現できない「おしゃれでありながらも居心地のいい空間づくり」。そんな左官材料を世界から日本に提供することでより豊かな住環境づくりのお手伝いができる存在となって参ります。
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