コンクリート内装を叶えるフレスカラリの魅力
「お店の雰囲気って、壁ひとつでガラッと変わるよね」そう感じたことがある店舗オーナーの方に、ぜひ知ってほしいのがフレスカラリです。
コンクリート打ちっぱなし風の内装は、モダンでスタイリッシュで洗練された印象を与える一方で、施工の難易度やコストが高いのがネック。でも、左官材「フレスカラリ」を使えば、新築でもリフォームであっても、その理想をもっと手軽にリアルに再現できるのです。
実際に、カフェ・美容室・アパレルなど、ジャンルを問わず多くの店舗で導入が進んでおり、ブランディングや空間演出の強力な武器となっています。この記事では、フレスカラリの特徴から施工のコツ、費用感や内装の例、他素材との比較まで、店舗向けに徹底解説します。

【今回の記事のポイント】
✔︎フレスカラリの特徴と、なぜ店舗内装におすすめなのか
✔︎実際にどんな仕上がりになるのか、活用アイデアも豊富に紹介
✔︎施工費用や業者選びの注意点まで、実用的な情報を網羅
初稿:2025/4/25
《目次》
コンクリート内装はフレスカラリで実現!
店舗の内装において「印象に残る空間づくり」は、お客様の記憶に残る体験に直結します。中でも、コンクリート打ちっぱなし風の内装は無機質でスタイリッシュな雰囲気を演出でき、カフェや美容室、セレクトショップなどで高い人気があります。
しかし、本物のコンクリートやコンクリートブロックを店舗で使用するには大掛かりな施工や高額な費用が必要になるのが現実です。

そこで注目されているのが、左官材「フレスカラリ」です。ドイツ生まれのこの素材は、リアルな打ちっぱなしの質感を壁に再現できるため、既存の店舗でも構造などの大幅な工事なしで導入できるのが魅力です。コンクリート風の質感に加え、カラーバリエーションや表情の自由度も高く、オリジナリティある空間づくりが可能なため、どんな場所でも使いやすいというメリットがあります。
「おしゃれだけど手軽」「本物っぽいけど自由がきく」―そんな理想の内装を叶える手段として、今フレスカラリが選ばれ始めています。

フレスカラリとは?他の左官材とどう違うのか
フレスカラリは、ドイツ製の左官仕上げ材で、日本ではまだ希少な輸入建材です。その最大の特長は、「まるで本物の打ちっぱなしコンクリートのような質感と風合いを再現できる」点にあります。
モールテックスなどの左官材と比べて、よりリアルなピーコン跡や目地、ジャンカまで表現可能。しかも、通常のコンクリートでは難しい「カラー調整」も自由自在。グレーだけでなく、青みがかった寒色や赤みのある色合いなど、デザインの幅がぐっと広がります。

さらに、施工対象が石膏ボードや既存の壁紙の上からでもOKな点も大きな魅力。リフォームとしても取り入れやすく、これは特に店舗内装にとっては大きな利点で、営業しながらでも空間演出ができる柔軟性と性能が高く評価されています。
つまり、フレスカラリは「見た目の本物感」と「デザインの自由度」、「現場対応力」を兼ね備えた左官材。従来の素材とは一線を画す、新しい選択肢です。

フレスカラリは店舗のどんな壁にも施工できる?
「うちの店舗でも施工できるのかな?」と不安に思う方も多いはず。でも安心してください。フレスカラリの魅力は、その広い施工対象にもあります。
基本的には、石膏ボード、モルタル、合板、壁紙の上など、さまざまな下地に対応可能。専門の下処理をすれば、かなり自由度の高い施工が可能です。そのため、リノベーション中の店舗はもちろん、すでに営業中の空間でも大きな解体工事なしに施工できます。特にワンフロアで空間の広がりを見せたい平屋建ての店舗には、壁面演出が空間全体の印象を左右するため、フレスカラリのような仕上げ材が効果的です。

また、「一部だけ壁を変えてアクセントにしたい」「カウンターの裏面だけ演出したい」など、部分的な施工も対応可能。インテリアや設備にも合わせやすく、大掛かりなリフォームなしに、空間の印象をガラリと変えられるのは、経営者にとっても予算や運営におけるコストと時間の面でありがたいポイントです。
ただし、下地の状態によっては専用のプライマーや処理が必要になるケースもあるため、施工前には専門業者の現地調査を受けるのが良いでしょう。

本物と見分けがつかない?リアルな仕上がりの秘密
フレスカラリが「リアルすぎる」と言われる理由、それは単に“打ちっぱなし風”ではなく“本物のディテール”をとことん追求しているからです。
たとえば、コンクリート打設時にできる「ピーコン跡」や「目地」、不規則な模様の「ジャンカ」など、本来であれば偶発的に生まれる要素まで左官でしっかりと再現できます。これは熟練の職人技と、フレスカラリ独自のテクスチャー設計があってこそ。

加えて、色味もグレー一択ではありません。オーダーに合わせて濃淡を出したり、ニュアンスカラーを取り入れることも可能なので、同じコンクリート風でも仕上がりは十人十色。まさに「自分たちだけの店舗」を表現できるツールと言えるでしょう。建築家やデザイナーの意図に合わせた空間“造り”にも柔軟に対応できる点も、設計段階から導入しやすいポイントです。
施工事例では、「本当に塗りなの?!」とお客様が驚くほどリアルな仕上がりが続出。写真映え・SNS映えする空間づくりにも貢献してくれます。その部屋での暮らしはご家族も大満足してもらえると思います。

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フレスカラリで魅せる!活用アイデア集
フレスカラリは、そのデザイン性と自由度の高さから、さまざまな業種の店舗で活躍しています。無機質で洗練された印象を与える一方で、時にはナチュラルな温かみやブランドイメージに寄り添った演出も可能です。
以下に、業種ごとの採用アイデアを紹介します。
活用アイデア一覧
- 美容室:高級感と落ち着きを演出するシックな空間に
- カフェ:素朴さと非日常を両立する“映える”空間づくりに
- アパレルやギャラリー:コンセプトを体現する世界観づくりに
美容室の壁にぬくもりと高級感を演出
美容室の内装は、顧客に「非日常」と「癒し」を提供する重要な要素です。フレスカラリを使えば、打ちっぱなし風のクールさに加え、色味の調整によって柔らかさや高級感をプラスできます。
グレージュ系やベージュがかったトーンに仕上げれば、コンクリートの質感を保ちながらも、やさしい印象の空間を演出可能。照明の演出とも相性が良く、洗練されたラグジュアリーな雰囲気を作り出せます。
また、壁面だけでなく、カウンター下やセット面の背面にアクセント的に使うことで、視線を引き付けつつ、空間に統一感をもたらします。小規模店舗でも大きな印象を残せるため、内装投資として非常にコスパの高い選択肢です。

カフェに“映え”と無機質の調和をプラス
カフェの空間づくりでは「SNS映え」と「居心地の良さ」の両立が求められます。そんなときに活躍するのがフレスカラリです。
コンクリート風の無機質さが、自然素材である木の家具や観葉植物と絶妙にマッチし、“抜け感”のあるバランスの取れた空間に。壁一面をグレートーンで仕上げるだけで、メニューやコーヒーが一層引き立つこだわりの空間となります。

完成された内装は、映像や写真撮影にも適しており、インスタグラムなどでの拡散力もアップ。お客様が思わず写真を撮りたくなるような、ストーリーのある空間を演出できます。
店内の一角にあえてラフな表情を残した壁を設けることで、作り込みすぎないナチュラルな世界観も表現可能です。小さな演出で大きな反応が得られるのが魅力です。

ギャラリーやアパレルに世界観を創り出す
アートギャラリーやセレクトショップ、アパレル店舗では、空間自体が「ブランドの世界観」を語る場所になります。そこで力を発揮するのが、表現力に富んだフレスカラリです。
作品や商品を引き立てる“静かな背景”としても、逆に空間全体にインパクトを与える主張のある壁としても活用可能。たとえば、目地をあえて大きくしたり、色のグラデーションを施すことで、ビジュアルインパクトを演出できます。

打ちっぱなし風の壁にディスプレイを合わせることで、商品が映えるだけでなく、空間自体がブランディングとなり、訪れた人の記憶に残る空間が再来店やSNSでの拡散にもつながります。
空間を「媒体」として活かしたい業態には、フレスカラリの自由度は大きな武器になるでしょう。

⇩⇩もっと見たいフレスカラリのデザイン集はこちら⇩⇩
モールテックスとフレスカラリの違い

質感・仕上がりの違い
モールテックスは“左官なのに防水できる”という高機能素材で、キッチンや洗面台、テーブル天板など、摩耗や水に強い場所に最適です。表面はなめらかで均一な質感が特徴で、シームレスな仕上がりが魅力です。

一方、フレスカラリは“本物の打ちっぱなしコンクリート風”の質感を得意とする素材で、ピーコン跡やジャンカ、目地などをリアルに再現できる点が特徴です。デザイン性・装飾性に特化しており、内装のアクセントとして活躍します。
つまり、モールテックスは“機能と耐久性”、フレスカラリは“表現と雰囲気”に重きを置いた仕上げ材と言えるでしょう。

施工性・コスト・適したシーンの違い
モールテックスとフレスカラリでは、施工方法・費用感・向いているシーンにも違いがあります。
モールテックスは高い技術力が必要で、施工単価もやや高めですが、防水性と強度が高いため、水回りや外部にも施工可能で、長期使用にも耐えます。対して、フレスカラリはデザイン性重視で、比較的柔軟に施工ができるのが利点。断熱性能を持つ建材ではありませんが、外断熱などの基本性能を確保した上で、内装の表情づくりとして活用することで、快適性とデザイン性の両立が可能です。営業中の店舗でも施工しやすい点も魅力です。

比較表:モールテックスとフレスカラリ
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それぞれの得意分野を理解して、空間の用途に応じた選択をすることで、より理想に近い内装づくりが実現できます。
⇩⇩気になるフレスカラリの施工事例はこちら⇩⇩
⇩⇩モールテックスの施工事例はこちら⇩⇩
フレスカラリで店舗空間に「らしさ」を演出
空間は「ブランドの声なき語り手」とも言われます。お店に一歩足を踏み入れた瞬間に伝わる世界観や空気感は、お客様の記憶に深く残る大切な要素です。
フレスカラリなら、単なる“打ちっぱなし風”ではなく、質感・色味・演出まで思い通りに調整可能です。お店のコンセプトやブランドの個性を、壁面というキャンバスで表現することができます。
「他と違う」「あのお店っぽい」――そんな“らしさ”を空間で演出するなら、フレスカラリは間違いなく強力な武器になります。

コンクリート打ちっぱなし風の内装は、店舗の個性やブランドイメージを際立たせる強力な手段です。中でもフレスカラリは、そのリアルな質感表現とカラーバリエーション、さらに下地を選ばない施工の自由度から、既存の店舗にも無理なく導入できる新しい左官材として注目を集めています。

モールテックスのような高機能素材と比べると、装飾性と空間演出力に優れたフレスカラリは、まさに“魅せる壁”をつくるための素材です。美容室やカフェ、ギャラリーといった感性を重視する店舗において、お客様の記憶に残る印象的な空間を生み出すことができます。
最後に――
「このお店、なんかいいよね」と思わず言いたくなる、その“なんか”を生み出す壁面デザイン。フレスカラリは、そんな一歩先の空間づくりをお手伝いします!

⇩⇩フレスカラリについて詳しくチェック⇩⇩

サカンアートでは「世界の優れた左官材料の提供を通じて、日本の住環境をより豊かにする」事を目的としております。
左官でしか表現できない「おしゃれでありながらも居心地のいい空間づくり」。そんな左官材料を世界から日本に提供することでより豊かな住環境づくりのお手伝いができる存在となって参ります。
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