ダイヤモンドシステムとは
装飾性に優れながら機能性と施工性の良さを併せ持ったマイクロセメントシステムです。
床だけではなく、壁、カウンタートップ、シャワーエリアなどあらゆる場所に施工が可能です。
ひとつながりでつなぎ目のない滑らかな仕上がりは、モダン、ミニマル、インダストリアルなど、様々なスタイルとの相性もよく、個性的な雰囲気を持った空間を演出します。
ダイヤモンドシステムは、
- デコラ フロアレベル
- デコラ ダイヤモンド フロア or フロア ファイン
- デコラ ダイヤモンドシーラー
にプライマーを加えた4種類の材料で構成されています。傷に強く、耐水性に優れたダイヤモンド システムは、あらゆる場所の装飾性において無限の可能性を秘めた材料です。
【今回の記事のポイント】
✔︎ダイヤモンドシステムの施工ポイントがわかる
✔︎ダイヤモンドシステムのお手入れについてわかる
更新日:2024/03/11
初稿:2023/12/18
《目次》
ダイヤモンドシステムの材料
ダイヤモンドシステムは下記①~④の商品からなる材料です。
用途に応じて組み合わせが異なります。
①接着材
②ベース材
③仕上げ材
④コート材
ダイヤモンドシステムの施工手順
下記状況に応じた下地処理とダイヤモンドシステム施工をしてください。
壁施工 石膏ボード下地の場合
ビス頭パテ埋め、接続箇所メッシュ+パテ処理
【ダイヤモンドシステム施工】
アトモもしくはドック プライマー 1度塗り
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ダイヤモンドフロアレベル
もしくはコンティニューオベース 1度塗り(下地強化、不陸調整のため必要に応じて)
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ダイヤモンドフロア 2度塗り
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ダイヤモンドシーラー 1度塗り
壁施工 合板下地の場合
【下地処理】
アク止め、ビス頭パテ埋、接続箇所メッシュ+パテ処理
【ダイヤモンドシステム施工】
アトモもしくはドック プライマー 1度塗り
⬇︎
ダイヤモンドフロアレベル
もしくはコンティニューオベース 1度塗り(下地強化、不陸調整のため必要に応じて)
⬇︎
ダイヤモンドフロア 2度塗り
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ダイヤモンドシーラー 1度塗り
※ダイヤモンドシーラー(トップコート)は仕上げ箇所に応じて、塗布回数が変わります。
※床・浴室、シャワールームの接着材はプロリンク2度塗り、もしくはワンプライマー1度塗りです。
※クラック防止の為、ビスピッチは100~150mmとしてください。
※カウンターや床の合板は反り(クラック)防止の為、厚さ25mm以上をご使用ください。
※パテはオンザウォール塗り壁専用パテをご使用ください。
カウンター、天板 施工の場合
アク止め、ビス頭パテ埋め、接続箇所メッシュ+パテ処理
【ダイヤモンドシステム施工】
アトモ もしくはドック プライマー 1度塗り
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ダイヤモンドフロアレベル
もしくはコンティニューオベース
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ダイヤモンドフロア 2度塗り
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ダイヤモンドシーラー 2度塗り
床施工の場合
【下地処理】
アク止め、ビス頭パテ埋め
【ダイヤモンドシステム施工】
プロリンク 2度塗り
もしくはワンプライマー 1度塗り
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ダイヤモンドフロアレベル+全面メッシュ伏せこみ
もしくはコンティニューオベース+全面メッシュ伏せこみ
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ダイヤモンドフロア 2度塗り
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ダイヤモンドシーラー 2~3度塗り
<施工ポイント>
土間やモルタル下地の場合、地面からの防湿対策を行ってください。
またコンクリート、モルタルが十分乾燥した状態から作業を開始して
ください。
浴室・シャワールーム施工の場合
【下地処理】合板部アク止め、ビス頭パテ埋め
【ダイヤモンドシステム施工】
■浴室など床部■
プロリンク 2回塗り
もしくはワンプライマー 1度塗り
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ダイヤモンドフロアレベル + 全面メッシュ伏せこみ
もしくはコンティニューオベース + 全面メッシュ伏せこみ
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ダイヤモンドフロア 2度塗り
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ダイヤモンドシーラー 2~3度塗り
■浴室など壁・天井部■
プロリンク 2度塗り
もしくはワンプライマー 1度塗り
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ダイヤモンドフロアレベル + 部分メッシュ
もしくはコンティニューオベース + 部分メッシュ
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ダイヤモンドフロア 2度塗り
⬇︎
ダイヤモンドシーラー 2~3度塗り
<施工ポイント>
土間やモルタル下地の場合、地面からの防湿対策を行ってください。
またコンクリート、モルタルが十分乾燥した状態から作業を開始して
ください。
石膏ボードパテ処理
オンザウォール製
塗り壁専用パテ 下塗り用/上塗り用 をご使用ください。
【下塗り用】ヤセが少なく細粒。厚付性能と作業性を両立。
【上塗り用】超細粒。パテのつなぎが出にくい塗り壁用パテ。
下パテは撹拌機にて攪拌してからご使用ください。
上パテはコテ板の上でよく練ってからご使用下さい。
硬く感じる場合は2%程加水してご使用ください。
石膏ボードの小口は粉っぽさを抑える為、プライマーを塗布してください。
①石膏ボードのVカット部を「下塗り用」パテで埋めてください。
②ジョイント部分を35ミリファイバーテープで補強します。
出隅・入隅は50ミリファイバーテープをご使用ください。
③ファイバーテープが隠れるよう「下塗り用」パテで10センチ~15センチ幅で
1回目のパテ処理をし十分乾燥させます。
この際パテが薄過ぎるとメッシュ透けの原因になります。
ビス頭も「下塗り用」パテにて処理してください。
④乾燥後「上塗り用」パテにて20センチ~25センチ幅で2回目のパテ処理をし、
十分乾燥させます。この際メッシュ透けが無いことをご確認ください。
また、ビス頭も「上塗り用」パテにて処理してください
●使用上の注意
・目に入った場合、直ちに水で15分以上洗い流し、異常がある場合は医師の診断を受けて下さい。
・状況により保護マスク、保護眼鏡、保護手袋等を着用して下さい。
・Mクロス(紙付ベニヤ)は塗装後、シワが発生し仕上げ面にも影響を与えますので使用しないでください。
・施工は摂氏5度以上、35度以下の環境で行ってください。
お手入れ方法
◆普段は乾いた布か固く絞った布で軽く拭く程度で十分です。
◆汚れやキズに強いウレタン塗膜ですが、ワインやコーヒーなど色素の強い液体の長時間の放置は
シミの原因となりますので直ぐにふき取って下さい。
◆油汚れが付いた際には中性洗剤を浸した布で軽くこすり、水拭きをして最後に乾拭きをします。
◆ウレタン塗膜はメンテナンス無しでも長期にわたる耐久性を有しておりますが、
使用箇所や使用頻度など状況により表面の劣化(防水効果の劣化)が起こる場合がございます。
その際はサンドペーパー等で古いウレタン層を除去し再塗布する事により効果がよみがえります。
◆禁止事項
・塗装面にキズがついてしまうと白い跡になってしまいますのでスチールウールや研磨剤で磨いたり、
ヤスリで削ることは避けて下さい。
・強アルカリや強酸性の洗剤、重曹や除光液等の薬品の使用は避けて下さい。
・火にかけていたお鍋や調理器具を直置きすることは避けてください。
・暖房機器の側への施工は反りの原因になる可能性がありますのでご注意ください。
⬇︎⬇︎施行、その他ご不明な点がございましたらお気軽にお問合せください⬇︎⬇︎