コンクリート打ち放し仕上げの魅力とは?

「コンクリート打ち放し仕上げ」という言葉を聞いて、シンプルでありながら洗練された建築デザインを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?打ち放し仕上げは、その独特の無機質な質感と、経年による変化が建物に深みを与えるため、モダンな建築に広く採用されています。しかし、仕上げの魅力を最大限に引き出すためには、施工やメンテナンスに関して知っておくべきポイントがいくつかあります。
本記事では、コンクリート打ち放し仕上げの基礎知識から、独特の質感を引き出すための施工方法、さらに長く美しさを保つためのメンテナンス方法まで、詳しく解説します。もし、あなたが「どうやってこの仕上げを取り入れればいいのだろう?」と感じているなら、この記事が役立つと思います!
【今回の記事のポイント】
✔︎ コンクリート打ち放し仕上げの魅力とその特徴についてわかる
✔︎ 施工方法とメンテナンスのポイントが分かる
初稿:2024/9/22
《目次》
コンクリート打ち放し仕上げとは?その魅力と特徴

コンクリート打ち放し仕上げは、コンクリートを型枠に流し込み、固まった後に型枠を外し、そのままの表面を仕上げとするシンプルな施工方法です。
この仕上げは、無機質な質感が特徴で、建築物に洗練されたデザイン性をもたらします。また、経年変化による風合いの深まりが、他の仕上げにはない魅力です。
一般的な塗装やタイル仕上げと比較すると、追加の仕上げ材が不要な分、シンプルでありながらも独特の存在感を持つ点が大きな違いです。メンテナンスのしやすさや耐久性も優れており、モダンな建築に適しています。
コンクリート打ち放しの基本構造
コンクリート打ち放し仕上げの美しさは、施工時の基本的な構造に大きく依存しています。
コンクリートを流し込む型枠の選定や、その組み立てが特に重要です。型枠の材質や組み方次第で、仕上がりの表面に模様や凹凸が残り、最終的なデザインが大きく左右されます。
また、打設時の気泡やセパ穴(Pコン穴)をしっかりと管理しなければ、美観が損なわれることもあります。打ち放しコンクリートの美しさは、手間と精度が求められるため、施工時の慎重な対応が必須です。
仕上げの質感が生み出す独特なデザイン性

コンクリート打ち放し仕上げの最大の魅力は、その独特な質感が建築デザインに与える影響です。
無機質でありながらも、表面に現れる微細な凹凸やセパ穴、時には型枠の跡が、工業的でありながら温かみのある独特な表情を生み出します。
この仕上げは、シンプルかつモダンな空間を演出するだけでなく、他の素材とのコントラストによって、より洗練されたデザインを実現します。さらに、経年によって深みを増すため、建物に時間と共に変化する魅力を付与する点も特徴的です。
他の仕上げ方法との違い

コンクリート打ち放し仕上げは、他の仕上げ方法と比べてシンプルでありながらも、独特なデザイン性を持っています。
たとえば、一般的な塗装仕上げやタイル仕上げと違い、追加の仕上げ材が必要ありません。これはコスト面での違いだけでなく、施工後のメンテナンスや修復の際にもメリットとなります。
また、打ち放し仕上げは、素材そのものの質感を活かし、経年変化による美しさが魅力となる点で、他の仕上げにはない独自の価値があります。
コンクリート打ち放し仕上げにする方法
コンクリート打ち放し仕上げは、実際にコンクリートを使用して施工するのが一般的です。ただ、コンクリート打ち放しの内装で家を作りたいけど、どうしたら良いか分からない。コンクリート打ち放しの内装に憧れているから、打ち放し風でも良いので採用を検討したいという方も多いのではないでしょうか。
そんな方向けに手軽に打ち放し風のデザインを取り入れる方法もあります。ここではコンクリート打ち放し風の仕上げを体験できる方法を紹介します!
コンクリート打ち放し風の壁紙を使う

最も手軽にコンクリート打ち放しのデザインを取り入れる方法として、コンクリート打ち放し風の壁紙があります。
コンクリート打ち放し風の壁紙は、リアルなコンクリートの質感や色味を再現したデザインで、壁に貼るだけで空間に打ち放し仕上げの雰囲気を簡単に加えることができます。特に、賃貸住宅やリフォームを考えている人におすすめです。壁紙は取り外しも簡単なので、気軽にデザインを変えたい場合にも便利です。
コンクリート打ち放し風の塗装をする

コンクリート打ち放し風の塗装を行う方法も、リアルな質感を再現するのに効果的です。塗装を使えば、実際のコンクリートと見間違うほどの仕上がりにすることが可能です。
具体的には、専用の塗料を使用し、刷毛やローラーを使って塗り重ねることで、コンクリートの質感や凹凸を表現します。塗装ならば、壁だけでなく天井や家具にも応用できるため、デザインの幅が広がります!
コンクリート打ち放し風仕上げ材を使う

本格的にコンクリート打ち放し風のデザインを取り入れたい場合は、コンクリート打ち放し風の仕上げ材を使用する方法があります。
この仕上げ材は、実際のコンクリートと似た質感や強度を持ちつつ、施工が比較的簡単な点が特徴です。多くの場合、既存の壁に直接施工でき、塗り重ねることで凹凸や表面の模様を表現することができます。
さらに、耐久性が高いため、外壁や玄関などの外部空間にも利用可能です。長期間にわたってコンクリートの質感を楽しむことができます。
コンクリート打ち放し仕上げのメンテナンスと耐久性
コンクリート打ち放し仕上げは、耐久性が高く、長く美しさを保つことができる仕上げですが、適切なメンテナンスが重要です。
特に、雨風や紫外線にさらされる外壁部分では、汚れやひび割れが発生しやすいため、定期的な洗浄や保護コーティングの再塗布が必要です。コンクリートは吸水性があるため、ひび割れから水が侵入し、劣化の原因となることがあります。
こうしたトラブルを防ぐためにも、早期の補修や定期点検を行い、常に表面の状態をチェックしておくことが、打ち放し仕上げの長持ちの秘訣です。
劣化しやすい部分とその補修方法

コンクリート打ち放し仕上げで特に劣化しやすいのは、ひび割れやセパ穴(Pコン穴)周辺、そして角部分です。
これらの部分は、コンクリートが乾燥・収縮する過程で、外部の影響を受けやすく、ひび割れや欠けが生じることがよくあります。
補修方法としては、まず小さなひび割れにはエポキシ樹脂やシーリング材を用いて、ひびの隙間を埋めるのが一般的です。
セパ穴が目立つ場合や大きな欠損には、無収縮モルタルを使用して補修し、表面を平滑に整えます。
外壁の場合、雨水や紫外線による劣化が進行するため、保護材を塗布して定期的なメンテナンスを行うことも大切です。
定期的なメンテナンスの重要性
コンクリート打ち放し仕上げを美しく保つためには、定期的なメンテナンスが不可欠です。
特に外部に面する部分では、雨風や紫外線、汚れの影響を受けやすく、劣化が進行しやすいです。
コンクリート自体は非常に耐久性が高い素材ですが、ひび割れや劣化が進行すると、そこから水分が浸透し、内部の鉄筋が錆びるなど深刻なダメージに繋がる可能性があります。
こうしたトラブルを防ぐためにも、1年に1回程度の点検を行い、表面の汚れやひび割れを確認することが推奨されます。ひび割れや欠損を早期に発見して補修することで、大規模な修繕が不要となり、建物全体の寿命を延ばすことができます。
耐久性を保つためのコツ
コンクリート打ち放し仕上げの耐久性を保つためには、いくつかの重要なポイントがあります。まず、適切な保護コーティングを施すことが効果的です。
このコーティングは、コンクリート表面を雨水や紫外線から守り、劣化のスピードを遅らせます。
さらに、ひび割れが発生した際には、早めにエポキシ樹脂やシーリング材で補修することが大切です。また、外壁に使用する場合、外気温や湿度の変動による収縮・膨張を軽減するための柔軟性を持った材料を使うことが推奨されます。定期的な清掃も、汚れやカビの発生を防ぎ、美観を保つための基本的な対策です。
コンクリート打ち放し風仕上げの施工事例
今回は仕上げ材のモールテックスを使用したコンクリート打ち放し風の施工事例をご紹介します!
実際にどのようなケースでコンクリート打ち放し仕上げがおすすめなのか、施工事例を見ながら紹介していきたいと思います。
ショップ内の雰囲気に合わせたコンクリート打ち放し仕上げ
店の中は、コンクリートの打ち放しで、その雰囲気に合わせて床や商品棚などの内装をモールテックスにて施工していただきました。お客様に選んでいただいたカラーは打ち放しコンクリートに合わせて、人気のモルタル色【BM68】です。コンクリートで無機質になりがちな空間ですが、照明の温かみと、こだわりのインテリアと商品でおしゃれな空間となっています。今回のように、モールテックスは部分づかいにもおすすめの素材です。

コンクリート打ち放し仕上げで映える空間に
瀬古写真様の写真スタジオにコンクリート打ち放し仕上げの施工を行っていただきました。コンクリート打ち放し仕上げは写真映えするのでスタジオにもおすすめです。
全面がモルタル色での仕上がりですが、コンクリート打ち放しで施工するよりも圧迫感がないのは、モールテックスの素材感によるものかもしれません。温かみを感じることができるモールテックスの存在感でおしゃれな空間づくりをお楽しみください。

コンクリート打ち放し風仕上げは浴室にも使用可能です!
モールテックスは防水性に優れているので、浴室にもご使用いただけます!透湿性はありますので、水周りの施工に関しては下地で保障の取れる防水処理をしていただく事が必要不可欠です。薄塗であるにも関わらず、強度、意匠性、防水性の高さから大変人気のモールテックスですが、きちんとした施工方法を守っていただいて初めて機能性が発揮されます。

サカンアートでは、他にもたくさんの施工事例をご紹介しておりますので、ぜひ参考にしながら、理想の空間演出にお役立てください。施工事例の中で気になる商品や工法についてのお問い合わせなどございましたら、いつでもお気軽にお問合せください。
⇩⇩気になる施工事例はこちら⇩⇩
コンクリート打ち放し風のデザイン集
コンクリート打ち放し仕上げの独特な質感やデザインは、建物や空間に洗練された印象を与えます。
ここでは、実際に取り入れられたコンクリート打ち放し風のデザインをいくつかご紹介します。住宅やオフィス、カフェなど、さまざまな空間で活用されているスタイリッシュなデザインを参考に、自分のイメージに合ったアイデアを見つけてみてください!




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コンクリート打ち放し仕上げの魅力とは?まとめ
今回の記事では、コンクリート打ち放し仕上げの魅力や特徴、施工方法、そして長く美しさを保つためのメンテナンス方法について詳しく解説しました。
- コンクリート打ち放し仕上げは無機質でシンプルな質感が魅力
- 施工時には型枠の選定や気泡の除去が美しい仕上がりを左右する
- 手軽に打ち放し風のデザインを取り入れる方法がある(壁紙、塗装、仕上げ材)
- メンテナンスとしては、定期的な点検やコーティング、ひび割れの補修が重要
これらのポイントを押さえることで、コンクリート打ち放し仕上げの持つ独特の質感と美しさを長く楽しむことができます。ぜひ、今回紹介したコツや方法を取り入れて、理想の空間を演出してみてください!
監修者からのメッセージ

監修者:毛受 進(2級建築士/1級土木施工管理技士)
サカンアートでは「世界の優れた左官材料の提供を通じて、日本の住環境をより豊かにする」事を目的としております。
左官でしか表現できない「おしゃれでありながらも居心地のいい空間づくり」。そんな左官材料を世界から日本に提供することでより豊かな住環境づくりのお手伝いができる存在となって参ります。
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